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News&Files 2019年11月号
取材日:2019年9月

写真大 新千歳空港国際線旅客ターミナルビル内にポルトムホールが開業。施設がさらに充実する

写真 「メインホール」は移動観覧席や フルフラットでの利用が可能 写真 開放的なエントランススペースの「ホワイエ」は多目的に利用できる 写真 国際線旅客ターミナルビル2階到着ロビーと直結

観光需要拡大へのステップ。国際線旅客ターミナルビル内に「新千歳空港ポルトムホール」誕生!

 世界基準の空港を目指し拡充を続ける新千歳空港。現在、国際線旅客ターミナルビルでは拡張工事が続いているが、11月1日には多目的施設「新千歳空港ポルトムホール」がオープン。北海道の空の玄関口として、その機能がさらに高まる。

コンベンション施設開業で利便性が向上

 北海道の空の玄関口として大きな役割を担う新千歳空港。ビジネスや観光の基点として、現在の利用者は年間2000万人を超える。来年度からは道内7空港の一括民営化が決まっており、北海道空港(HKK)を中心とする企業連合「北海道エアポートグループ」が運営を委託。30年後に旅客数を現在の5割増にあたる3536万人に増やす計画を持つ。
 海外からのLCC(格安航空社)をはじめ乗り入れ便が増え続けているなか、国際線旅客ターミナルビルでは拡張工事が進行中だ。8月30日には一部運用が開始され、面積は約2倍の12万4000平方メートルに増床。搭乗カウンターや保安検査場などの訪日客の受け入れ態勢が強化されている。
 11月1日には、国際線旅客ターミナルビル2階に多目的のコンベンション施設として「新千歳空港ポルトムホール」が開業する。グローバル化が進む中で、空港用途の利便性をさらに高める狙いだ。
 さらに来年1月には、海外富裕層をメーンターゲットにしたハイクラスなラグジュアリーホテル「ポルトムインターナショナル北海道」(171室)が5~8階に開業予定。相乗効果も期待される。
 ちなみに「ポルトム」とは「すべての人のための港」を意味するラテン語をアレンジした造語だ。

機能充実で国際競争に勝てる空港へ

 ポルトムホールには4つの施設が用意されている。「メインホール」は面積が500平方メートル。移動観覧席を有し、シアター形式で300~400人規模のイベントを開催できる。また、フルフラット形式や2分割も可能で、展示会や立食パーティ会場などとしても利用できる。
「セミナールーム」は、シアター形式なら全面266席、2分割にすると135席となる。また、国際線2階の到着ロビーから直結する「ホワイエ」は開放的なエントランススペース。セミナールームとの連結もできる。その場合は最大618平方メートルまで拡大が可能。そのほか、小規模な会議やイベント運営事務局などに利用できる「ミーティングルーム」も用意されている。
 運営する新千歳空港ターミナルビルディング(本社・千歳)では、事業者の会議はもちろん、講演会や展示会、パーティーといった地域の活性化にかかわる幅広い用途での利用を見込んでいる。
 同社では「北海道内の主要都市で国際的な団体や研究機関などが開催する国際会議と連携し、各地でおこなわれるイベントのレセプション会場やサテライト会場として、またアフターコンベンションの拠点や日本文化の体験といったインバウンド向けイベント、アニメやコスプレを題材にしたサブカルチャー向けイベントの開催などにも活用してほしい」としている。
 飛行機を利用して国内外から北海道に来る人にとって、空港内で会議やイベントが開催されるのは好都合に他ならない。ターミナルビル内には土産店はもちろん、グルメやショッピング、映画、温泉、ミュージアム施設などさまざまな施設が充実。さらに道内各地へのアクセスも抜群で、自然やアクティビティなど観光資源は世界屈指のロケーションを誇る。
 開業準備室では「施設の使いやすさ、空港内にあるというアクセスの良さに加え、空き時間やアフターコンベンションなどでも利用者を飽きさせない環境を整えました。北海道のみなさまにも是非ご利用いただきたい」として、すでに予約の受け付けを開始している。
 11月1日の開業では、今年で6年目となる「新千歳空港国際アニメーション映画祭」を開催。こけら落としイベントとして従来のスケールを超えた映画祭となる予定で一般客の来場も可能だ。
「ポルトムホール」と「ポルトムインターナショナル北海道」の開業は、北海道の基幹産業でもある観光需要拡大へのステップ。新千歳空港は進化し続ける。