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News&Files 2018年12月号
取材日:2018年10月

写真大 グランドオープンセレモニーでは関係者がテープカットをおこなった

写真 災害時の物資供給協定を締結した松本博町長(左)と丸谷智保セコマ社長

浜中町農協運営の「セイコーマート浜中店」オープン

 浜中町農業協同組合(髙岡透組合長)はセコマ(本社・札幌市、丸谷智保社長)とFC契約を結ぶ「セイコーマート浜中店」を建て替え、新規オープンした。32台分の大型駐車場を確保し、災害時の待機場所としての機能も担う。

 地方にあるコンビニのFCオーナーは、酒店や商店を営む人、地主が一般的だが「セイコーマート浜中店」(厚岸郡浜中町茶内橋北西8番地3)を運営するのは、浜中町農協だ。
 農協がコンビニオーナーというのは珍しいが、伊達市や洞爺湖町、士幌町にも農協がオーナーの「セイコーマート」が4店舗ある。
 同農協では、Aコープ「コープはまなか」も運営しているが、同店は夕方6時に閉店する。酪農王国として知られる同町の酪農家たちが、授乳作業後に買い物ができなかったため、1998年にセコマとFC契約を結び、同農協が所有する土地に「セイコーマート浜中店」をオープンした。
 全国チェーンのコンビニ大手はいずれも24時間営業が原則だが、セイコーマートならば、立地などに応じて、営業時間を決められる。
 同店の営業時間は朝6時~深夜0時。町民の利便性と効率を考えればベストな営業時間を設定できたのもセコマとFC契約を結んだからこそだ。
 そして、この10月に旧店舗隣に建築したのが今回完成した新店舗。旧店舗よりも広い68平方メートルに拡大し、人気のイートインコーナーも17席完備した。地元の人が集う憩いの場になるほか、バイクや自転車で旅行する人にも便利な場所になった。
 セコマでは「要望があれば、Aコープへの商品供給などでも協力していきたい。さまざまな形で地域の生活インフラを守る手助けをしていきたい」としている。
 また、駐車場を従来の8台から32台へと大幅に拡大し、洗車機も新設。利便性向上のみならず、災害時の待機場所としての役割も期待されている。同店は国道44号沿いにあり、例えば、吹雪で国道が通行止めになった際は、車両の待機場所として活用する。
 また、同町では過去にも地震による津波の被害を受けてきたが、同店は津波浸水予測範囲から外れた内陸部の高台にあるため、一時的な避難場所にもなりうる。まさに〝災害対応型コンビニ〟と言えるだろう。
 10月11日のグランドオープンセレモニーには、松本博町長、浜中町農協の石橋榮紀代表理事会長と髙岡透代表理事組合長、コープはまなかの高橋勇社長と関連のトップがそろって出席。セコマも丸谷智保社長が駆けつけており、各方面から大きな期待を寄せられていることがうかがえた。
 また、これを機にセコマと浜中町は「災害時における応急生活物資の供給に関する協定」を締結。災害時には浜中町の要請に応じて、カップ麺や飲料水のほか、トイレットペーパー等の雑貨も供給される。
 セコマは同様の協定を各自治体と結んでおり、今回が18市町村目。道や自衛隊とも協定を締結している。