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桐越
取材日:2018年6月

写真大 広大な敷地に本社と工場、物流拠点を構える

写真 桐越諭社長 写真 最新鋭の加工機器や大型冷蔵・冷凍施設を完備 写真 機械で対応できない細かな作業は手作業で対応する

カット野菜の第一人者。仕入れ、加工、物流まで一貫体制を構築

 近年、食品工場や外食チェーンにとって業務用カット野菜は欠かせない存在となった。桐越は、ホール野菜をはじめ、大量に野菜を使用する取引先へカット野菜を供給するまさに北海道を代表するエキスパート。業務用野菜卸の第一人者だ。
 顧客の経営合理化や効率化に加え、最近では食の安心・安全志向の高まりもあり、取引先数は拡大の一途を辿っている。大手牛丼チェーン、レストランなどの外食産業はもちろん、ホテル、食品メーカー、学校、病院などさまざまな業態から声がかかる。
 経営の根幹にあるのは現場主義を貫く「顧客第一主義」。洗う、剥く、切る、ゆでる、蒸すといったクライアントの要望に沿った、きめ細かな加工が信条だ。
 例えば、ポテトサラダの場合、土のついたジャガイモを調理場で洗浄するのは手間暇がかかるが、同社に依頼するとサラダ用に蒸してプレート状になって届くといった具合だ。
 多品種に対応しており、大型の自社工場では機械に加え、自動化できない細かな加工は手作業で対応している。
 さらに、生産農家との強固なパイプも同社ならでは。
 青果店から身を起こした桐越諭社長が、全国に独自の仕入れルートを確保。ここ数年は台風や天候不順などにより農作物の品薄や価格高騰が頻繁に発生しているが、そんな野菜が入手しづらい状況下でも顧客のオーダーにしっかりと応えてきた。
 配送・物流体制も自社で構築。クライアントの要望に迅速かつ的確に対応している。こうした一貫体制もクライアントからの信頼獲得につながっており、札幌市内の本社工場および第2工場はフル稼働の状態が続いている。
 近年は独自のエアドライ加工技術も確立。タマネギやアスパラガスなどを粉末加工し、大手健康食品メーカーにサプリメントの原料として納入するなど、新たな市場も開拓。規格外野菜などの有効活用にも貢献している。
 さらに、昨今の高齢化や女性の社会進出などにより、家庭での調理機会は減少していることから、高齢者施設や病院などで大量に仕込む椀種(汁物の具材)の乾燥品分野の製造も目指すなど、新たな商品開拓にも意欲的に取り組んでいる。

●代表取締役/桐越諭
●設立/1977年4月
●事業内容/野菜・果物加工、卸売

基本データ

企業名:
桐越
住所:
札幌市東区東雁来5条1丁目
TEL:
011・783・6311
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