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News&Files 2018年12月号
取材日:2018年10月

写真大 さっぽろテレビ塔そばにある「桂和大通50」

写真 小林俊行専務 写真 桂和商事本社のある「第5桂和ビル」

桂和商事が12月で設立55周年総合不動産業へと業容を拡大

 飲食店ビルの賃貸事業を中核とする桂和商事(本社・札幌市、武賢樹社長)は、12月で創立55周年を迎え、今年は新たに不動産仲介事業にも進出。今後は「総合不動産業者」として、札幌市のまちづくりに貢献していく。

 桂和商事は1963年(昭和38年)12月6日に設立。当初はラーメン店、中華料理店、パチンコ店を営んだ後、「串カツの店串たけ」を開業し成功。これを元手に札幌・ススキノに最初のビルを建設したのが始まり。現在ではススキノだけで16棟を保有。1企業としては道内最多の飲食店ビルを運営している。
 ここ10年ほどは入居の安定度が高いオフィスビル事業へ積極的に進出。札幌駅前通りや大通地区など、札幌の中心部に展開し、〝ススキノの桂和〟から〝札幌の桂和〟への印象を強めている。
 物件総数は、飲食ビル19棟、オフィスビル15棟、円山地区を中心とする賃貸マンション11棟、駐車場11カ所。前期売上高は約35億円を計上している。
 ススキノを中心とする飲食ビルは、一般に入居率が80%でまずまずとされるが、同社の場合は、90%ラインを維持する安定ぶり。
「当社ではまず〝人が対応する〟自社管理で、24時間きめ細かく質の高いサービスを提供しています。これがテナントのみなさまに喜ばれ、安定入居につながっています」と語るのは同社の小林俊行専務。
 9月に発生した胆振東部地震に際しても社内に対策本部を立ち上げ、各ビルの状況を即座に確認した。
「水回りや空調などについては日常のメンテナンスを欠かさずおこなっており、このことが今回軽微な被害で済んだ要因。ビル全体を長持ちさせていることにもつながっています」(小林専務)
 一方、経年・老朽化したオフィスビルについては、スクラップ&ビルド対応する方針。当面、大通公園に面している「桂和大通西3ビル」(旧みずほ信託銀行ビル)がその対象。札幌の中心部にふさわしいオフィスビルとなるよう具体的な建設計画を構想している。
 こうした動きに合わせて、同社では新たなテナントニーズの発掘・対応を受け持つ不動産仲介部門を今年からスタートさせた。
 グループ企業の1つである「桂和サービス」を窓口に、専門の有資格者らを配置して情報収集に努めている。
「これによって業務拡大を図り、総合不動産業として新たな発想で〝進化〟と〝深化〟に取り組みたい」(同専務)
 これを23年に迎える設立60周年の目標とするとともに、北海道新幹線の札幌延伸や札幌冬季オリンピック、大型コンベンションなどの誘致・開催を視野に入れ、札幌のまちづくりに貢献できる企業として成長を図りたいとしている。