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札幌白石産科婦人科病院
取材日:2019年7月

写真大 明石 祐史院長 あかし・ゆうし/2000年獨協医科大学卒業後、獨協医科大学越谷病院麻酔科に勤務。03年に札幌医科大学産婦人科学講座へ入局。同大学関連施設で勤務。国内留学後、11年に同大助教として「腹腔鏡・子宮内膜症専門チーム」を結成。15年より現職。

写真 重症例の腹腔鏡手術も手がける専門チーム 写真 杉尾明香医師。明石院長とは大学時代からチームを組む 写真

良性婦人科疾患の腹腔鏡手術でQOL向上に力を注ぐ

 近年、増加傾向にある「子宮内膜症」。子宮内を覆っているはずの組織が子宮外で発生し、増殖・炎症を繰り返す疾患だ。強い月経痛に加えて、性交痛や排便痛が現れることも少なくない。
「痛みが続くことで患者さんの性格やライフスタイルに影響を与えてしまうこともあります。QOL向上という観点からも早期発見・早期治療が大切です」と明石祐史院長は警鐘を鳴らす。
 治療方法は患者のライフステージや妊娠出産の希望の有無などを熟慮して選択。症状の進行をコントロールする投薬治療のほか、手術が必要な際には腹腔鏡手術のみをおこなっている。
 同院の腹腔鏡手術は明石院長を含む「腹腔鏡手術専門チーム」が実施。院長に就任した2015年から手がけた良性腫瘍手術は1100例以上(2019年7月現在)を誇る。道内有数の症例数の背景には患者からの信頼はもとより、他院からの信頼の厚さがある。難易度が高いとされる重症患者の手術依頼は年々増えている。
「子宮内膜症が進行すると腸や尿管などの周辺臓器と子宮の癒着が強くなります。こうした症例では臓器を傷つけないよう繊細な手術が必要です」と語る明石院長。続けて「手術痕の小ささや術後負担の軽さに注目されることが多い腹腔鏡手術ですが、精度の高い治療こそ最大のメリットだと考えています」と強調する。
 手術は腹部の4カ所から治療器具やカメラを挿入し治療をおこなう。疾患部分の映像を拡大することで、周辺臓器や微細な血管を傷つけずに少ない出血で手術をおこなっている。培った技術と高い機器性能が手術精度を支えている。
 また、根治手術になり得る「子宮全摘出手術」の際にも腹腔鏡を用いている。
「開腹手術でなくては全摘出をできないと誤解されている人もいますが、今では腹腔鏡での摘出も一般的になってきています」
 子宮全摘出手術においてもその手技には定評があり、海外の医療機関からの講演依頼も数多い。手術時の出血量が少なく、入院期間の短縮・早期社会復帰にもつながっている。

基本データ

企業名:
医療法人社団明珠会 札幌白石産科婦人科病院
住所:
札幌市白石区東札幌5条6丁目6‐28
TEL:
011・862・7211
URL:
http://shiroishi-laparo.com/