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News&Files 2019年7月号
取材日:2019年5月

写真大 新太平洋リサーチの職員

写真 中島谷友一朗
大進スポーツセンター社長
写真 西田理華
新太平洋リサーチ社長
写真 チームイメージのカワセミ 写真 木村孝二 木村建設工業社長 写真 笹原勇雄 GL TRADE会長

札幌本拠地にプロアイスホッケーチーム結成

―トップリーグ目指して強化推進― ジュニアの五輪人材育成も視野
  札幌市を本拠地とするアイスホッケーのクラブチームが結成された。プロとしてトップリーグでの参戦を目標とする一方、誘致中の札幌冬季オリンピックに向けてジュニアチームの育成・強化にも力を入れる。

釧路の「大進」を支援。札幌連盟に加入

 「氷上の格闘技」とも呼ばれるアイスホッケー。スピード感あふれる試合展開とボディチェック、ゴール前の激しい攻防はファンを熱狂の渦に巻き込む。

 最近では、女子チームが平昌オリンピックに出場。〝スマイルジャパン〟として注目を浴びたが、男子のほうではアジアリーグ(前の日本リーグ)で日本製紙が今季限りで廃部。ハイワン(韓国)も脱退するなど、来季以降のリーグ存続が危ぶまれる声もある。

 そんな中、釧路にあるクラブチーム「大進ジュニアアイスホッケークラブ」も厳しい運営状況が続いていた。母体である「大進スケートセンター」(中島谷友一朗社長)は、アイスホッケー教室(5歳~中学3年生)を通じ、健全な青少年育成と地域貢献を念頭に1984年にオープン。卒業生の中には北米プロリーグでドラフトにかかった選手や、アジアリーグに多くの選手を輩出。現在は80人ほどの会員が存在する。

 また、97年に創部した女子アイスホッケーチーム「Daishin」は、2000年に全国トップ8チームが所属するAプールに昇格。その後12年間トップ4(最高成績2位)に位置している。

 今回、香港を拠点とするカワセミグループの「新太平洋リサーチ」(本社・札幌市、西田理華社長)がスポンサーに名乗りを上げ、ジュニアチームを「カワセミキング釧路ジュニア」、女子チームを「カワセミDaishinレディース」と名称を変えて活動を続けていくこととなった。それを機に同社では、一般社団法人札幌アイスホッケー連盟にも加盟。「カワセミキング札幌」のプロアイスホッケーチームを札幌に設立した。

「札幌市は2030年の冬季オリンピック招致に取り組んでおり、チーム設立がその機運を盛り上げることにつながればと思います。また、ジュニア世代の育成はそのオリンピックで活躍する可能性を持つ人材を育てることでもあり、育成システムを構築して進めたい」と西田社長は抱負を語る。

 

応報・支援活動の体制を整える

 新太平洋リサーチでは、 かつて女子チームで活躍した松永祐子さんを広報部の責任者とし、選手の募集のほか市民向けのPRやポスター制作を開始した。松永さんは「選手を応援し、サポートしていただける会員として、子どもから高齢者のみなさままで幅広く募集していきたい」と語り、早くもファンクラブ結成の動きも出ている。

 ファンクラブ加盟第1号となった木村建設工業(札幌市)の木村孝二社長は「札幌市で盛り上がれるチーム、市民が協力して残したいと思えるチームをつくってほしいので応援します」とコメント。また、輸入総代理店GL TRADEの笹原勇雄会長は「仕事で取り引きのある西田社長に声をかけてもらいチームを応援することになりました。全面的に協力していきたい」としている。

 カワセミキング札幌は当面、チームの技術力アップを図る一方で、幼稚園から中学生までのジュニア層の育成・強化を重点活動として掲げている。そして、札幌から日本アイスホッケー界にムーブメントを起こし、全日本、国際舞台で活躍することを最大目標にする。 

 西田社長は「地域社会とのかかわりを大切にし、市民、地域に愛されるプロチームとなるよう努力してまいります」と話す。また、今後は帯広や旭川、函館など地方都市でのチーム結成を目指すほか、野球、サッカーなど地元のプロチームとも連携してスポーツ全体の振興にも貢献する役割を果たしていきたいとしている。

 ファンクラブ加入などの詳細は「新太平洋リサーチ内アイスホッケーファンクラブ募集係」電話番号011・790・8739まで問い合わせを。