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日の出運輸
取材日:2019年7月

写真大 赤いラインがトレードマークのトラック

写真 石見秀樹社長 写真 室蘭卸売市場内にある本社 写真 苫小牧物流センター 写真 毎月おこなっている安全対策会議

高品質の食品物流で室蘭・苫小牧・札幌をつなぐ

 室蘭市や伊達市がある西胆振エリアは、豊かな水産・農産物がとれる地域。この胆振管内と札幌市を結ぶ食品物流を担うのが「日の出運輸」だ。
 地場の生産者から各市場への輸送をはじめ、小売り店や消費者への輸送も手がける。室蘭本社の他、伊達市、苫小牧市、札幌市に拠点を構え、札幌―室蘭間に強力な物流ネットワークを構築。1つのエリアに力を集中することで、大手物流会社以上の運行便数を実現している。
 地域密着経営で、創業から48年の歴史を歩んでおり、地元からの信頼も厚い。特に、室蘭・苫小牧エリアにおける生鮮食品輸送シェアは圧倒的で、他の追随を許さない。
 8年前に開設した苫小牧物流センターでは、胆振・日高地区に21店舗あるコープさっぽろの生鮮食品の仕分けから配送まで担う。5℃と15℃の2温度帯で徹底した品質管理をおこない、1日3便体制のもと年中無休の店舗配送をおこなっている。
 地域から信頼を寄せられる背景には輸送品質の高さがある。力を入れているのがドライバーの教育だ。
 運転技術向上や車輌知識習得などを中心とした自社独自の年間カリキュラムを策定。さらに、事故防止を目的とした安全対策会議を毎月開催している。こうした積み重ねが実を結び、4年前と比較すると事故件数は3分の1にまで減少。安全性と輸送レベルの向上にも余念がない。
「事故はドライバーだけの責任ではなく会社全体の問題。全社員で安全会議を実施します」と話す石見秀樹社長は、北海道大学工学部を卒業後、リクルートへ入社、地元の室蘭にUターンした経歴を持つ。
 ゆかりある人たちへの思いを「地域に未来を継承する」という経営理念に込める。
 同社が誇る生鮮輸送技術を生かし、地域に密着した事業も展開する。北海道栽培漁業振興公社の伊達事業所が主導する高級カレイ「マツカワ」の放流事業では、太平洋沿岸地域へ稚魚約100万匹を放流。活魚輸送には水温や酸素供給などの繊細な管理が求められる。
 他にも室蘭市のローカルラジオ局「FMびゅー」とタイアップした番組放送や、自社トラックへのラジオ局ステッカー貼付など地域活性化に向け積極的な活動を続けている。

基本データ

企業名:
日の出運輸
住所:
室蘭市日の出町2丁目3番1号
TEL:
0143・43・7321
URL:
http://hinode.pos.to/
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