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News&Files 2019年3月号
取材日:2019年1月

写真大 新和ホールディングスが購入を決めた「ボーイング737MAX8型」

写真 新井修社長 写真 新和ホールディングス本社がある札幌センタービル

新和ホールディングスが航空機リース事業に本格参入

 道内でパチンコ店「プレイランドハッピー」を展開する新和ホールディングス(本社・札幌市、新井修社長)は、航空機リース事業に参入する方針を固めた。主力のパチンコ、不動産に次ぐ第3の柱として事業の多角化を進める。

 新和ホールディングスが購入を予定している機体はボーイング社製のB737MAX8型で、2019年1月完成の新造機。引き渡しは今年3月を見込んでおり、世界最大のエアライングループであるアメリカン航空とリース契約を結ぶ。
 この機種はベストセラー機であるボーイング737現行シリーズの次世代機で、17年5月に初導入されたばかりの最新鋭旅客機。優れた燃費性と航続距離の向上により、世界のエアライン各社が現行モデルの後継機として相次いで導入を決定している。
 一方、日本の航空会社での納入は最速で21年以降。それだけ希少性の高い機材であると言える。
 同社は近年、札幌市内や東京都内で不動産事業を拡大。都心の港区に所有している2棟のオフィスビルも順調に稼働している。 
 しかし、不動産市況は金融緩和政策の長期化や海外マネー流入の影響などで過熱。地価は高騰しており、特に東京都心や札幌中心部の一等地では利回りが大幅に低下している。新規の不動産購入は慎重にならざるを得ない状況だ。
 一方で、航空機市場は世界的に見ると、アジアを始めとした新興国の経済発展、格安航空会社(LCC)の台頭など旅客機需要は旺盛で、今後も堅調に推移すると予想されている。
 同社は過去にも全日空やエールフランス航空、英国航空などに対しての航空機事業に出資していた経緯がある。現状の投資利回りは不動産よりも航空機リース事業のほうが優位で最適であると判断した。
 近年、比較的安価な中古航空機を対象としたリース事業は増えているが、同社は競争力のある最新鋭機で他社との差別化を図り、長期安定収入に寄与させたい考え。
 この他にも、金融機関や商社を通じて複数の航空機リースの案件が持ち込まれているという。
「採算性を吟味し、追加で保有することも検討している」と、新井社長は第3の柱として充実を図る方針だ。
 また、不動産事業についても「不動産が航空機と大きく異なる点は〝唯一無二〟であること。今後も引き続き情報収集を重ねていく。資産性の高い優良物件を厳選し、取得していく方針に変わりはない。そして(市況が)調整局面になれば一気に攻めに転じる」(新井社長)と、今後の展開に意欲を示す。