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北海道電気相互
取材日:2019年3月

写真大 家庭用電源以外に、太陽光と風力でも充電可能な「COMBO(コンボ)」

写真 高橋伸和社長 写真 設計図を作成する技術者。電気系統に精通した社員が複数在籍する

電力の〝見える化〟と省エネに特化したEMS構築で躍進

 自然エネルギーを利用した電気製品開発や電力制御のEMS(エネルギー・マネジメント・システム)構築が主事業の「北海道電気相互」。高い技術力で急成長している注目の企業だ。
 成長の要因は3つ。1つ目は、電気設備工事の分野で官民双方の工事を多数手がけていること。今年も道内大型リゾートホテルの案件を受注するなど、安定した業績の基盤となっている。
 2つ目は、商業施設向け省電力システム「ecomame(エコまめ)」だ。これは使用電力の〝見える化〟と自動制御で省エネを実現した独自システム。
 自動制御は、ピーク電力のコントロールやムラのない室温の管理など、4つの機能と制御パターンで電力コストを約10~30%削減できる。施設内の状況は、クラウドシステムにより24時間リアルタイムで監視。遠隔操作にも対応している。
 3つ目は、自然エネルギー(太陽光、風力)で充電可能な発電機「COMBO(コンボ)」だ。本体にはマイナス30度以下でも使用可能な「カーボンフォーム蓄電池」を採用。標準で300ワットの電力を約5時間使用でき、最大出力は1500ワットまで対応する。ガソリンを動力としないので、屋内使用にも適しているのが特徴だ。
 北海道胆振東部地震の発生時には非常用電源として活用された。震災以降、電力確保の必要性が再認識されたこともあり、4月から札幌市内の医療機関で導入実験が始まっている。
 高橋伸和社長は「当社の成長の源は、この〝3つの柱〟です。これらのさらなる強化に加えて、新製品やシステムを投入していきます」と語る。
 その1つが、今秋から販売予定のロードヒーティング制御システム「So,mil(ソウミル)」だ。
「通常のロードヒーティングは、積雪の有無にかかわらず常に稼働させているが、当社のシステムは独自のカメラとセンサーを設置し、雪の降り始めや設定した積雪量に合わせて自動で稼働します。これにより電気やガスといったランニングコストは、従来と比べて約3割の削減が見込めます」と高橋社長は語る。
 専用のスマートフォンアプリも開発中で、路面状況のチェックや遠隔操作にも対応予定。現在、特許も申請中だ。

基本データ

企業名:
北海道電気相互
住所:
札幌市東区北19条東12丁目7-16
TEL:
011・299・6905
URL:
https://denkisogo.jp/
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