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北海道情報大学
取材日:2019年5月

写真大 澤井 秀学長(さわい・すぐる)1949年生まれ。京都大学工学部電子工学科卒業。ソニー(主幹研究員、先端実装技術センター開発企画室統括部長など)を経て、2009年9月北海道情報大学経営情報学部教授に着任。14年副学長、17年4月から学長に就任、工学博士。

写真 世界3大ゲームショウの1つである「東京ゲームショウ」に8年連続で出展

IT社会で活躍するプロを育成。多様な教育と研究を実践

 ――今年の入試状況は。
 澤井 定員の420人を上回り468人の入学者がありました。この背景には昨今のIT化の進展で、志願者、保護者ともにITの必要性に迫られつつあることを認識して、受験人気につながったのだと思います。
 ――多様化する学生にどのような対応を。
 澤井 カリキュラム改正を進める中で、「落ちこぼれ」や「浮きこぼれ」の学生が出ないように、一部の科目で習熟度別クラス展開を始めました。例えばプログラミングの授業は、習熟度別に4つのクラスに分けました。担当する先生方の負担は増えますが、昨今は、そのような学生に寄り添った教育の必要性を強く感じています。
 ――主体的な学びがテーマの教育フォーラムが開催されました。
 澤井 6月初めに本学が「世界新教育学会国際教育フォーラム2019」の会場となり、私が大会長を務めました。国際的な教育組織の流れを汲むもので、転換期にある日本の教育を考える機会となりました。道内では初の開催となり、大変名誉なことでした。
 ――昨年は文部科学省のブランディング事業に採択されました。
 澤井 まず、この事業に採択されたこと自体が非常に価値あることですが、トップクラスのSランク採択であったことは、本学の名を大いに高めてくれました。この研究は、本学が確立してきた食の保健機能研究を基盤にした健康情報科学の研究をさらに発展させ、情報通信技術を融合して、健康寿命延伸と健康長寿産業の事業化を目指すもの。地域展開により国全体で進めている健康長寿社会の創生に貢献するものです。
 ――学部横断的な多様性も。
 澤井 特定の学部・学科に限定せず、医療情報学部を中心に、経営情報、情報メディアの各学部、それに健康情報科学研究センターが参画しています。それが健康と情報科学の融合で、多岐にわたる研究を可能にしています。健康長寿関連産業の育成にも貢献する研究です。
 ――北海道でも大きな地震がありました。地震関連の情報は。 
 澤井 民間の地質調査企業と共同で、地層内部を探るバーチャルリアリティ(仮想現実)システムを開発しました。高精度のビジュアル画像で、地層のズレなどを立体的に見ることができます。地中に潜った感覚で疑似体験できるので、今後の地質調査の精度が高まる効果が期待できます。
 ――貴学には宇宙情報専攻コースがありますね。
 澤井 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究者の方を本学の客員教授として迎え、宇宙開発には欠かせない高品質・高信頼の性ソフトウェア開発手法の講義をしていただいています。また、気象衛星などから得られる情報を解析し、地域の環境保全や農漁業活性化への貢献も目指しています。これらが国際的にも注目され、東南アジアを中心に宇宙情報学を学ぶ短期留学生が増加しています。昨年の開学30周年記念事業では「宇宙展」を開催し、月の石や砂も展示して子供たちに喜ばれました。
 ――広がりつつあるオンラインゲームeスポーツへの取り組みは。
 澤井 すでに都道府県対抗や国際大会までと広がりを見せています。本学ではIT産業の振興も視野に入れてゲームプログラミング開発に取り組んでおり、今後も研究・開発の幅を広げていきます。
 ――通信教育部も充実しています。
 澤井 通信教育部もeラーニングを中心とした自由な受講が可能で、所定の単位取得ができ、通学者の課程と同じ学士の学位が取れます。また、教職課程を履修すれば、教員免許(高校の「情報」「商業」「数学」および中学の「数学」)を取得できます。

基本データ

企業名:
北海道情報大学
住所:
江別市西野幌59番2
TEL:
011・385・4411(代表)
URL:
https://www.do-johodai.ac.jp/
教育:大学