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第1回 北海道ロードメンテナンス

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News&Files 2019年2月号
取材日:2018年12月

写真大 高橋渡社長

北海道の道路を守って半世紀 HRMホールディングスの挑戦
第1回 北海道ロードメンテナンス

 道内最大の道路維持管理グループ「HRMホールディングス」。12社あるグループ企業の〝現在地〟をリポートする。
第1回はグループの中核である「北海道ロードメンテナンス」。

創業50周年を迎える道路維持管理の名門。開発局、札幌市から信頼

 北海道における道路維持管理のパイオニアが「北海道ロードメンテナンス」。

 道路に障害物があれば撤去し、道端に雑草があれば刈り、穴があれば埋める。側溝の清掃や地下にある下水管の管理も業務の範疇であり、冬場は除排雪を手掛ける。こうした企業があるからこそ、われわれは整備された道路を利用できる。

 同社を率いてきた大野末治氏は、2018年に新設したHRMホールディングスのCEO、北海道ロードメンテナンスの会長に。現社長は高橋渡氏が務める。

 売上高の約6割は国道を管理する国土交通省北海道開発局で、4割が札幌市。発注者、そして道路を利用する国民、市民に配慮したきめ細かな作業が持ち味であり、経営理念である「顧客の意図するところを素早く読み取り、顧客の信頼を得る」を体現してきた。

 国道では、札幌市から支笏湖へと続く453号のうち、札幌開発建設部が受け持つ全区間を管理している。453号は道道からの昇格道路であるため、狭い道も多く、カーブや勾配もきつい。市街地から郊外部、山岳部と異なる道路環境がミックスされており、高い技術が求められる。

 1級・2級土木施工管理技士や、1級・2級建設機械施工技士などの有資格者を中心に約40人いる社員が現場代理人となり、現場作業員は340人いるグループ企業の社員が担う。トラックやダンプ、オペレーター、ガードマンまですべて自社グループで賄う。

 技術の差が顕著に出るのは災害対応。山岳部などでは落石や崖崩れ、地滑り、雪崩などの災害にもケアしなければならない。

 高橋社長は「何より優先するのは歩行者、ドライバー、作業員の安全。そのためには災害を予見し、いち早く通行止めにすることが重要」と説明する。

 例えば土砂崩れに対しては、累積雨量や雨の降り方から土砂崩れの可能性を検討。現場代理人が発注者と相談し、事前通行規制を敷くことで、安全を確保する。復旧スピードの早さも特筆すべき点であり、機動力とそれを実践できる組織力が同社最大の強みといえる。

 新事業の下水管更生も業績を伸ばしている。老朽化した下水管を入れ替えるのではなく、既存管を補完しながら強化する工法。低コストで、開削せずに施工でき、環境にもやさしい。札幌市と函館市で施工済みだ。

 19年は創業50周年を迎えるが、高橋社長は「50周年は通過点。地域に根差した会社として、歴史を積み重ね、100年を目指す」とすでに先を見据えている。

 

北海道ロードメンテナンス
札幌市中央区北1条東12丁目22番地
電話 011・241・1692
http://www.h-rm.co.jp