質の高い足場仮設工事で成長 独自の人材調達も奏功
工場や大型施設などの足場仮設工事を主事業とする「上田建設」。発電所などプラント関係の足場組み立ても数多く手がけている。
同社では技術力に磨きをかけ、安全面はもとより、施工期間の短縮によるコスト削減を提案。創業5年目ながら、元請け案件も増加している。
「職人が10人いれば、10通りの足場ができあがります。独創性とセンスが重要となりますが、その中でも当社の職人はレベルが高いと評判です。今後の成長のカギを握るのは、やはりマンパワーに他ならない」と上田直人社長は語る。
同社では、保護司連盟の審査を受け、協力雇用主として刑務所出所者や保護観察処分者を積極的に雇用している。「過ちを悔い改め、汗を流して技術を習得し、今では当社に欠かせない戦力になってくれています。だからこそ質の高い工事を遂行し、彼らへの偏見をなくしたい」と上田社長。資格取得費用をすべて負担するなど、手厚いサポートが奏功し、人材獲得も順調だ。
人材が充実してきた今年、満を持して首都圏へ攻勢をかける。独自の人材調達でさらなる成長を目指す。