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ホクノー
取材日:2018年6月

写真大 体操教室、脳トレなどのプログラムを週5日提供

写真 野地秀一社長 写真 来店ポイントの設定により、利用者を確保

独自の戦略でスーパーマーケットに生活インフラ機能を

 ネット通販の台頭や消費の低迷などにより、小売業界は依然として厳しい状況にある。そうした中、独自の施策で他社と一線を画すのが「ホクノー」。札幌市厚別区内に6店舗を展開する地域密着型の食品スーパーだ。
 野地秀一社長は「生き残っていくには〝量から質〟への転換が必要」と語る。旗艦店の「中央店」が立地するもみじ台地区は、市内でも高齢化が顕著なエリア。食品スーパーにとっては厳しい現実が突きつけられているが、そんなシニア層の取り込み戦略が同社の真骨頂といえる。
 その1つが昨年11月に同店内にオープンさせた「健康ステーション」だ。これは地域住民の〝健康寿命延伸〟を後押しするもので、全国でも極めて先駆的な取り組みとして注目を集めた。
 食や健康などをテーマとしたさまざまな講座やプログラムを用意しており、ウォーキングや体操教室をはじめ、認知症対策として、脳トレや麻雀大会なども開催。平日の5日間、無料開放している。
 継続して利用してもらう施策として「来店ポイント」を設定したのも特徴だ。自社発行の「ホクノーカード」があれば同店の買い物に使えるポイントが獲得できるようにした結果、健康ステーションと買い物客の〝紐付け〟に成功した。
 1階には、管理栄養士がレシピを監修する「健やか食堂」も設置し、高齢者の健康食ニーズに応えた。減塩低糖質の定食や丼物、麺類など栄養バランスに優れた30種類以上のメニューを用意。弁当の販売もおこなっており、その手軽さにリピーターも増えている。
 このように、中央店ではスーパーマーケット、健康ステーション、食堂をシームレスに連携したことで、地域とのつながりを強化した。
 野地社長は「実店舗はお客さまの反応が直接見られる強みがある。それを生かして常に求められる存在でありたい。そして地域のコミュニティースペースとして機能させていくことはもちろん、今後も地域密着型スーパーの使命を果たしていくのみです」と決意を語る。

●代表取締役社長/野地秀一
●設立年月日/1955年7月
●事業内容/スーパーマーケット事業

基本データ

企業名:
ホクノー
住所:
札幌市厚別区もみじ台北7丁目
TEL:
011・897・2012
URL:
http://hokuno.co.jp/
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