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ハイテックシステム
取材日:2019年2月

写真大 開発から生産までの一貫製作体制が 短納期と低コストを実現

写真 酒井智社長 写真 左2つがエリアデバイス(子機)、右2つがエリアゲートウェイ(親機) 写真 専務取締役 酒井 裕司氏

「LPWA」と「自動制御」で新たなビジネスモデルを構築

 1991年設立の「ハイテックシステム」。電力会社向けに計測・監視・制御システムの設計から製作、導入、メンテナンスまで一貫して手がける。
 同社が提供するIoTサービスが「LYNKS(リンクス)」。エリアデバイス(子機)で計測したデータをエリアゲートウェイ(親機)を経由し、クラウド上に蓄積するシステムだ。
 データの通信には、長距離データ通信と低消費電流が特徴の通信ネットワーク「LPWA」を活用。携帯電波の届かない場所でも見通し距離最大10キロをつなぐ。
 農業分野では、牛などの生体にデバイスを装着し、その動きをデータ化することで繁殖期の管理や病気の予防に活用されている。堆肥の管理では、温度や湿度、気圧などをデータ化することで品質の一定化を実現した。複数の堆肥化施設を運営している牧場では、情報を集中管理することでスタッフの常駐化問題を解消。さらに、発酵槽で使用する送風機の自動制御により、電気代の大幅削減にも成功した。
 漁業分野では、姿勢監視装置を船舶に装着することで、操業状況や位置情報の管理を可能にした。これにより船からの救難要請の簡易化や転覆などの事故発生時にも迅速に対応することができる。導入する檜山管内奥尻町役場では、高齢化が進む地元漁師の安全面の確保や就業者の減少抑制に役立てている。
 この姿勢監視装置を用いたデバイスは崖崩れやダム、堤防などの決壊を防ぐ傾向・兆候管理にも利用されている。地震の多い地域を中心に導入が進んでおり、活用の場は広がっている。
「〝ないモノはつくる〟が当社のモットー。設立から培ってきた技術を駆使し、顧客ニーズに応えていきたい」と酒井智社長。持ち前の技術力を武器にIoTで急成長を続ける。

キーマン:酒井 裕司氏
『主に営業や人事を手がけています。
 営業面では、東南アジアで加速する水力発電計画に着目し、ラオスへの制御システム導入を予定しています。当社のシステムは操作性や利便性を重視しており、AIによる高度化もはかられているため、専門的な知識が不要です。これにより、技術者の少ない地域での需要が高まっていると感じています。
 人事面では、Uターン、Iターンの受け皿になるため、北海道で就職を希望する人にとって魅力的な仕事環境の整備にも力を入れています。
 広い視野を持って顧客ニーズを汲み取り、設計図通りにつくるのではなく、「あったらいいな」をカタチにしていきたい。』

基本データ

企業名:
ハイテックシステム
住所:
恵庭市戸磯76番地22
TEL:
0123・32・8141
URL:
https://www.hitech-system.co.jp/
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