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ナシオ
取材日:2018年6月

写真大 ナシオ本社

写真 平公夫社長 写真 定評のある人事教育。海外研修や視察などにも積極的だ

次のステージへ向け、海外進出、若手登用、人事改革に着手

 菓子卸売業大手。2018年5月期の売上高は、予想を上回り533億円に達した。業界内では全国6位を誇り、独立系菓子専業卸としては全国トップを競っている。
 創業は1911年の北見。大きな転機は98年の平公夫社長就任だ。データを生かしたリテールサポート型営業を導入し、〝売れる売り場づくり〟を提案。クライアントの信頼を勝ち得ると、00年の東北支店開設を皮切りに08年までに全国7カ所の拠点網を完成させた。売上高は昨年500億円を超え、次なる目標を「5年後の1000億円」(平社長)に定めている。
 もちろん売上を伸ばすだけではなく、経営体力の強化にも余念がない。本社に事務センターを開設し、本支店すべての事務処理を一元化。コンピュータの自動処理で効率化、標準化、平準化をおこない、販管費の大幅な削減にもつなげた。また、アウトソーシングの活用などで物流の圧縮にも成功している。
 こうして体力を養いつつ、次なる一手もすでに着手済み。それが海外進出だ。
 昨年、大学卒業後に外資系企業のネスレ日本で勤務していた平社長の子息である元彦氏が入社。その後、取締役事業部長(現在常務)に就任し、6〜7人編成の海外事業部を新設した。海外事業部の主な事業は、中国、タイ、台湾、香港、ベトナムなどの東アジア・東南アジアへの進出だ。同エリアでは北海道の菓子やスイーツが人気を集めており、現在海外事業部では販売ルートの確立を目指している。
 平社長は「リスクを最小限に抑えつつ、マーケットを拡大していく必要がある。海外事業部は順調に機能しており、5年で軌道に乗せたいと思っていたが、このままだと3年で目標に達しそうだ」と期待感を胸に語っている。
 こうした若手の活躍がさらに生かされるよう、役員人事改革も断行。現在、役員は社長を含めて8人体制だが、新たに4人が加わる。しかもいずれも30代後半から40代前半の若い世代で、5年後、10年後を見据えた抜擢だ。ここでも平社長の経営手腕が存分に発揮された格好になっている。

●代表取締役社長/平公夫
●創業/1911年9月
●事業内容/菓子卸業

基本データ

企業名:
ナシオ
住所:
札幌市西区八軒9条西10丁目
TEL:
011・642・5155
URL:
http://www.nasio.co.jp
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