機能性と優美さにあふれた木骨ブロック造住宅
北海道では戦後、道庁の後押しによって三角屋根のコンクリートブロック住宅が数多く建てられた。一時姿を消したが、近年は高い断熱性と50年劣化しないという耐久性が再評価されている。
1985年創業のアーブ建築研究所(圓山彬雄代表)は、120軒以上の住宅を手掛けた。
同社の〝外断熱ブロック住宅〟は北海道産の火山礫を使った軽量コンクリートブロックを用いて、2重に積み上げたブロックの間に断熱材を挟む構造。極めて高い性能を持っている。
また2014年には、日本建築家協会の「25年賞」を受賞。これは竣工から25年以上を経過しても魅力が失われない建物に贈られるものでその性能の高さが実証された。
近年は、木造住宅の外壁にブロックを用いた〝木骨ブロック造住宅〟も新たに提案している。