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アイビックグループ「株主総会・決算報告会並びに方針発表会」開催 「不易流行・凡事徹底」で100周年へ飛躍
取材日:2019年1月

写真大 当日は社員や株主ら約150人が参加。取引金融機関からも「全員参加型経営が成長の原動力」とお墨付きを得た

写真 牧野利春アイビックグループ代表が自ら売上報告や中長期計画方針などの説明もおこなった 写真 牧野良彦アイビック社長 写真 牧野克彦アイビック食品副社長 写真 今西輝アイビーエム不動産社長 写真 12店舗目となる「つり具センター伏古店」 写真 金融機関からの総評をおこなう内山敦志北海道銀行常務執行役員 写真 長野実北洋銀行常務取締役 写真 延床面積を1200坪に増床したアイビック食品の製造工場

「アイビックグループ」(本社・札幌市、牧野利春代表)が1月12日に「第60期株主総会・決算報告会並びに第61期方針発表会」を実施した。売上高は前年比117%と好調な業績。目標とする4年後、2022年の〝創業100周年・売上高100億円〟に向けて舞台は整った。

【新店舗オープンや総菜事業進出も】

 1922年(大正11年)に名寄市で創業したアイビックグループは、今年で創業96年を迎えた。現在は、釣具・アウトドア用品卸の「アイビック」、昆布だしやラーメンたれ、調味料などを製造する「アイビック食品」、賃貸マンションの管理・運営を手掛ける「アイビーエム不動産」の3本柱で形成されている。

 昨年には、牧野利春氏がグループ代表に就任。さらに牧野良彦氏がアイビック社長兼アイビーエム不動産副社長に、今西輝氏がアイビック副社長兼アイビーエム不動産社長に、牧野克彦氏がアイビック食品副社長にそれぞれ就任。2022年の創業100周年へ向けて世代交代とコア事業の確立を進めてきた。

 新体制後初の開催となった今回の「第60期株主総会・決算報告会並びに第61期方針発表会」は、札幌市内のホテルに約150人が出席しておこなわれた。

 社員や株主をはじめ、取引金融機関の幹部らが参加するこのオープンスタイルでの開催は30数年来続く恒例のイベントで〝全員参加型のガラス張り経営〟を謳う同グループを象徴する重要な行事となっている。

 発表された第60期の業績は、売上高が74億9232万円(前期比117・4%)、粗利益も同120・1%と躍進を実感させる内容となった。

 18年度の大きな動きとして取り上げられたのは、アイビックが9月に12店舗目となる「つり具センター伏古店」を札幌市東区に開業したこと。アウトドアコーナーやアウトレットコーナーを新設したことで幅広い客層が来店。開店5日間の売上げが同社の最高を記録するなど大盛況となった。

 また、需要増が見込まれるロシアなど海外戦略も本格化。道内外の新規大口顧客から取り引きの打診もあり、順調に業容を拡大した。

 一方、アイビック食品は、ラーメンタレやドレッシングなどの新商品や外食向け調味液販売が好調だったほか、主力の昆布だしがヒットを続けており、売上高は前期比で134・2%と創業以来最高の増収となった。

 18年1月には事務所を札幌市東区苗穂町の新工場隣接地に移転。7月にはボトル商品の増産体制を強化するため、大型自動充填機も導入。さらに11月には工場の増設工事が完了し延床面積を2倍の1200坪に増床。近隣に駐車場用地として新たに420坪の土地を取得するなど、16~18年の3年間で約16億円の設備投資をおこない、急増する需要に対応した。

 また8月には、食品加工会社「総菜開発」(本社・札幌市)と業務提携して総菜事業に本格参入。20年には総菜工場を建設し、本格稼働する予定で、さらなる業容拡大を図る。

【新スローガンを胸に目標達成を誓う】

 同会で発表された61期のスローガンは「不易流行(ふえきりゅうこう)と凡事徹底(ぼんじてってい)を念頭に創意工夫で新たなチャレンジを」――

 不易流行とは本質を大切にしながらも新しいことにチャレンジすること。また凡事徹底は、当たり前のことを徹底して極めるという意味だ。

 19年は、急成長を続けるアイビック食品が、引き合いが増加する関東圏での事業拡大を狙うほか、中国で合弁会社を設立するなど、アジア進出を視野に入れていることも発表。こうした事業計画をグループの全社員が共有した。

 取引金融機関からは「利益を社員や株主に還元し、進むべき方向を明確にする。これこそが成長の原動力になっている」との称賛を受けた。

 61期のグループ目標は売上高が83億2000万円。62期には90億円超を見込んでおり〝創業100周年・100億円〟を完全に射程に捉える。

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