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くきつ
取材日:2018年6月

写真大 札幌市電にラッピングして「ガス安君」をPR。じょうてつバスでも展開する

写真 山仲啓雅社長 写真 ガス機器も「ガス安君」の啓蒙活動に活用 写真 本社ビルにも「ガス安君」の姿が

「ガス安君」で入居者、アパートオーナーを満足させる

 暖房用のガス料金は40%割引――プロパンガス業界の常識を覆す「ガス安君」で知名度を上げているのが「くきつ」だ。
 ただし、同社の最大の武器は安さではなく、安全面。古くなった機器はまだ使えるものであっても交換し、日々の点検も怠らない。
「どこのガス会社から買ってもガス自体に違いはありません。ガスを売るのではなく信用と信頼、安全を売っている」と山仲啓雅社長。
 安全第一は創業者である故・茎津六松氏から続く同社の伝統。変えてはいけないことは受け継ぎ、時代に応じて改善すべき点は躊躇せずに変えてきた。
 複数あった料金表を一本化し、10年以上も前に全戸同一料金を実現。機器入れ替え時や入退去時におけるガスの開閉作業時には、「お客さまの声」入りの報告書をアパートオーナーに送るなど、積極的な改善をおこなってきた。一方で機械的な事務作業は徹底的に効率化を図る。
「他のガス会社よりも業務量は多く煩雑。だからこそ社員には日々の仕事が作業にならないように、何のためにやっているかを自覚するよう促しています。手段が目的になってはいけない。誰も喜ばない仕事は削り、その時間をお客さまに喜んでもらうための仕事に充てることが重要」と山仲社長は説く。
 同社は約6500世帯にガスを供給しており、賃貸物件が多数を占める。アパートオーナーが顧客だが、目線の先にあるのは〝顧客の顧客〟である入居者。入居者のためになるサービスを提供し、退去率が下がればオーナーの喜びになるというスタンスだ。
 その典型例がガス安君。独自に開発したメーターを用い、ガスの用途を調理・給湯・暖房に分類。暖房に使用したガス料金を40%割り引く。暖房代が安いことから退去率は下がり、オーナーが喜ぶ構図だ。
「過去の先輩たちの実績が、現在の信頼につながっている。今度は次世代に向けて、われわれが信用を積み重ねる」と山仲社長。
 この思いを具現化した「誠実・謙虚」を約5年前に経営理念に掲げ、全社的に共有。山仲社長自身も先代を手本に、日々研鑽を積んでいる。

●代表取締役/山仲啓雅
●創業/1957年5月
●事業内容/LPガス販売、LPガス工事施工・管理、不動産管理、コインランドリー運営

基本データ

企業名:
くきつ
住所:
札幌市白石区菊水5条1丁目7-13
TEL:
011・821・1181
URL:
http://www.kukitsu.co.jp
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