ほっかいどうデータベース

コア電子

岩倉苫小牧市長(左)と遠藤社長。ふるさと納税企業版の感謝状授与の様子

創業50年へ向けて、中核以外の事業を強化

パチンコ店のホール設備販売、施設設計・施工など、遊技場のトータルコーディネートを手掛ける。来年で創業50年の節目を迎える「コア電子」。施設設計と施工実績は1万4000件以上と道内トップシェアを誇り、業界を牽引している。

昨年は国家公安委員会が定めた法改正「遊技機の規制に関する経過措置」で、各パチンコホールでは規制に沿った遊技台への入れ替えが活発で同社の業績も堅調だった。しかしアミューズメント業界は新型コロナの影響が顕著に現れた業界の1つでもある。
「影響がダイレクトに表れるのは2022年からと予測していた。コロナ禍の数年で社会のニーズは大きく変化した。パチンコホールも新たな趣向をくみ取り、再来店してもらえるような仕組みをつくり、喚起できれば」と遠藤政志社長。

BtoBが主体な一方、近年はBtoCを主体とした新分野の事業にも力を入れる。その1つが温浴事業。現在苫小牧市内で「天然温泉しらかば温泉湯」を運営中だ。「エンドユーザーと直に関わることで消費者のトレンドやニーズを把握し、新たなサービスを発信できる」と遠藤社長。同社では、今後は温浴事業も拡大していく計画。コロナ禍でダメージを受けたアミューズメント関連事業の補完ともなっている。

不動産事業にも注力する。05年からは札幌や苫小牧エリアを中心に一般賃貸住宅の仲介や、テナント、アパート、マンションの管理業務を行うなど、不動産事業にも参入。20年には不動産事業を分離独立した子会社「三つ葉不動産開発」を設立した。現在は賃貸物件管理を中核に、企画や不動産売買まで幅広く手掛ける。エイブルネットワーク麻生店の運営も行っており、8月には札幌市東区に2店舗目をオープンする予定。今後も成長スピードを加速させていく。
「『社会の役に立ってこそ企業は成り立ち存続する』という当社が掲げる最大のテーマ実現も推進します。どの部門においても顧客満足の追求は変わらない永遠の課題です」と遠藤社長。創業50周年は目前。顧客満足を徹底的に追い求めることが同社の〝揺らぐことなき基柱〟だ。

遠藤政志社長
札幌市白石区に本社屋を構える