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池上学院グループ

札幌市豊平区にある池上学院高等学校本校舎

〝池上メソッド〟で奇跡の逆転。
教育弱者を社会に貢献できる人材に

ブラック部活やヤングケアラー、教育格差など、子どもたちの教育環境を取り巻く問題は後を絶たない。そんななか、〝教育弱者〟に対して学びの場を提供している教育機関がある。それが「池上学院グループ」だ。

教育弱者とは、家庭環境や学力不振、いじめ、ひきこもり、不登校などを起因として、教育が受けられない子どもたちを指す。近年ではコロナ禍などを含む、経済事情も教育弱者の起因となっている。

池上グループが、教育弱者救済に舵を切ったのは、1985年に某予備校が計画倒産したことが原因だ。元々は、創設者の池上公介氏が69年に開設した「池上イングリッシュクラブ」がスタート。英才教育に特化した学習塾などを運営していたが、続出した中学生浪人を救済するため高校再受験予備校を開設した。この出来事がグループの教育方針を転換させたのだ。

同グループを語る上で外せないのが「池上メソッド」。生徒を認め基礎学力と長所を伸ばす独自の教育法で、数々の〝奇跡の逆転〟を生み出してきた。マスコミにも取り上げられ、この「池上メソッド」は全国的にも高い知名度を誇る。

グループの中核となっているのが学校法人池上学園の「池上学院高等学校」と「池上学院グローバルアカデミー専門学校」だ。池上学院高等学校は、札幌に本校を置く道内唯一の私立通信制高校として04年に開校。「通信コース」と週5日通学型の「総合コース」があり、道内8カ所のキャンパスを含めて現在1000人の生徒が学ぶ。まもなく開校から20周年になるが、すでに卒業生は4700人を突破し、大学生や社会人として社会に貢献している。

一方、池上学院グローバルアカデミー専門学校では、「社会生活学科」「情報システム学科」を設置。「社会生活学科」ではコミュニケーション能力を養い、自立できるスキルを獲得。卒業後に進学や就職など自分の進みたい道に進めるよう指導している。

池上泰代理事長
上から学園前キャンパス、苫小牧キャンパス、池上学院グローバルアカデミー専門学校など道内8カ所に展開。