ほっかいどうデータベース

帯広葵学園

運動会の伝統種目である竹登り

児童憲章に基づく教育を徹底。自己肯定感を育む

帯広市および隣接する音更町で、半世紀以上にわたって幼児教育事業を行っている「帯広葵学園」。

5つの認定こども園と3つのへき地保育所、小規模保育所を運営しているほか、児童発達支援教室および放課後等デイサービスとして「あおいとりプラス」を3教室運営。さらに企業主導型保育園「あおいキッズランド」も開設するなど、発達障害児や共働き世帯の増加を受け、時代の流れに対応してきた。

21年度の在籍児数は、全体で846人と十勝エリアでトップクラスの規模を誇る。
上野敏郎理事長は「規模ではなく教育の中身を追求していく。我が国で1951年に定められた児童憲章が当学園の基軸です。すべての児童の幸福を図るために国が定めた12カ条からなる約束ごとで、児童の権利として『人として尊ばれる』『社会の一員として重んぜられる』『よい環境の中で育てられる』ことが明記されています」と語る。

運動会でも児童憲章を体現している。
「当学園では園児による竹登りが伝統種目。当然、登れない子どもも一定数いますが、できないことでも成功体験にすることが大切。たとえ登りきれないまま競技が終了しても、教諭の声がけやフォロー次第で子どもは誇らしい気持ちになれる。幼少期にこうした安心感を蓄積させることが、自己の肯定につながります」と上野理事長。

一方、子どもの集中力向上ツールとして「光る泥だんご」づくりも教育に取り入れている。左官の技法によって作られる伝統工芸品として人気の光る泥だんごを、卒園記念品として毎年制作。16年からは「光る泥だんご展」を開催し、一般にも公開している。今年も10月8日〜14日まで帯広市役所で、12月5日〜13日まで音更町図書館で開催する。

また、10歳を迎える卒園児を招いた「二分の一成人式」も毎年開催している。そこで再び泥だんごを制作することで、卒園から現在までの自身の成長を実感させている。

上野敏郎理事長
「帯広の森幼稚園」