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ナシオ

明治44年創業。100年以上の歴史を持つ名門企業

PB商品が好調。環境変化に対応し業績を維持

全国でも指折りの独立系菓子卸の「ナシオ」。環境変化が激しい中、知恵を絞り、企業努力を重ね、減収ながら例年並みの利益を確保した。
外的要因としては、コロナ禍での巣ごもり需要、内食傾向の落ち着きが挙げられる。
「ようやくコロナが一段落した。観光も戻り、間もなくインバウンドも戻るでしょう。学校や職場を休むことも減り、コロナ前の平時に戻りつつある」と平公夫社長。

物価高も大きな壁として立ちはだかっている。値上げせざるを得ないメーカーと販売価格を抑えたい小売店。相反する両者の間に立ち、価格の落としどころを見つけている。

堅調に業績を伸ばしているのはPB商品だ。「ナシオ」と、グループ企業の「ノースカラーズ」の2ブランドで商品を展開している。
「無添加の自然味のある商品や、オーガニックなどの健康志向商品が売れ筋。今後も消費者のニーズに沿った商品を開発していく」と平社長。

無添加シリーズの「ポテトチップス」「いもけんぴ」が売れ、オーガニックの「ポテトチップス」も伸びている。「子どもには体に良いものを」と考える親世代を中心に老若男女に支持されている。

コロナ禍で培った勤務体制は今後も生かしていく考えだ。週に1回の在宅勤務と、出勤時間をずらすフレックスタイム制が定着し、業務効率が向上。支店長会議も対面とテレビ会議を併用するなどハイブリッドな働き方を継続していく。
「働きやすい職場になったことで、通常では勤務が難しかった社員の戦力化にも成功している。弊社は今年で創業112年。次の120年、130年に向けて仕事の進め方を見直し、時代に合った商品開発、流通のあり方を模索していく」と平社長は先を見据える。

平公夫社長
全国に7つの事業所を展開。札幌と首都圏が本部機能を担う