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函館ラ・サール中学校・高等学校

集団生活では社会性や協調性が育まれる

ラ・サール流カリキュラムで〝人間力〟と学力を両立

道内屈指の進学校として知られる「函館ラ・サール中学校・高等学校」。例年、超難関と言われる国立大学や名門私立大学に数多くの合格者を出しており、生徒は函館市内のほか、札幌をはじめとする道内や全国各地から集まっている。

一方、カトリックミッションスクールとして、学力偏差値・進学実績至上主義ではなく、社会で求められる〝人間力〟の養成に力を入れているのもラ・サールならでは。毎週行われる「倫理宗教」の授業では、さまざまな社会問題について生徒同士でディスカッションを行うことで、自身の考えと異なる考えを知り、受け入れることで視野を広げている。〝多様性の尊重〟がスタンダードとなりつつある近年、実社会で重要なヒューマンスキルと言えるだろう。

また、教育リテラシーが高い保護者などから、同校の「50人大部屋寮」が改めて注目されており、東京・大阪・名古屋出身者だけで全入学者の過半数を占める状態が続いている。人格形成中の思春期に集団生活で身につけた社会性や協調性が、生涯の財産となることは間違いない。

ロドリゴ・テレビニョ校長