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土屋ホームの木造4階建て「LAPEACE」が竣工

完成した「LAPEACE菊水」は道内初の木造4階建てアパート

土屋ホーム(本社・札幌市、山川浩司社長)が、北海道で初となる木造4階建てアパート「LAPEACE(ラピス)菊水」を竣工。6月3日には完成見学会を実施した。

土屋ホームが札幌市で建設を進めていた木造4階建てアパート「LAPEACE菊水」(白石区菊水1-1)は、持続可能な未来のために打ち出した「TSUCHIYAみらいチャレンジ2022」の一貫。脱炭素社会の実現に向けて環境共生住宅として中高層建築の木造化にチャレンジしたものだ。

木造による建築は工期短縮や低コストのほか、運搬による交通量なども削減。そのため中高層建築の木造化が標準化されることで、環境負荷軽減への貢献度がより一層高まる。

同社では培った技術を集結。通常、4層を超える賃貸住宅は鉄骨やコンクリート造が主流だが、道産カラマツ集成材を使用し接合部や柱脚、ボルトなどを強化。木造でありながら高耐久かつ高耐震を実現した。もちろん、ZEH―MReadyやBELS5つ星を取得する高次元の断熱や省エネ性能を実現している。

6月3日には内覧会を実施。1LDKと2LDKの2タイプの部屋に加え、スマホ連動エレベーターや顔認証オートロック、防災システムなどを公開した。

なお「LAPEACE」シリーズは審査を経て、ZEH補助金、道産建築材利用支援事業補助金の利用が可能。住宅金融支援機構からの融資も利用できる。

屋上には太陽光パネルを設置