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中島測量設計

石狩市内の不動産売買取引件数はトップシェアを誇る

業容拡大中の総合不動産。SDGsにも取り組む

不動産業をメーンに測量業などを手掛ける「中島測量設計」は8月で創業70周年を迎える。石狩市を拠点に徹底的な地域密着戦略で事業を展開し、石狩市内の不動産売買取引件数はトップ(2022年3月現在)を誇る。昨年からは建売住宅販売事業を開始して業容を拡大。業績も右肩上りの安定経営を続ける老舗企業だ。

「特に不動産営業部門の人材を募集しています。当社の中核事業の営業職です」と中島量社長は話す。

不動産営業部の新入社員は、入社後に先輩社員と1年間チームを組んで業務に従事。この間に不動産売買の知識やノウハウを実践しながら学んでいく。まずは土地の仕入れ業務からスタート。具体的には不動産売却相談への対応だ。顧客が売却を希望する不動産の査定書を作成し、媒介契約を結んだ後に、不動産情報サイトへ情報を公開する。独自のきめ細かな営業マニュアルが確立しており、これに沿って業務を進めるため、不動産の知識がなくても十分に活躍ができる環境となっている。チームを組む先輩社員は入社5年目以内の若手社員が担う。年齢も近いため新人社員が抱える不安や疑問にも経験を踏まえた適切なアドバイスを行ってくれる。

その後は不動産販売業務も担っていく。例えば、土地を探している人には現地案内、中古物件を探している人には物件の紹介及び、リフォームも提案。さらに、新築戸建を求めている人には、自社の建売住宅などを提案するほか、各種ローンの手続き補助業務も行う。

資格である宅地建物取引士取得のバックアップ体制も整っているのも特徴だ。社内で若手社員の勉強会を開催。勤務時間内で週に1回、2時間のカリキュラムでレベルアップが図られる。

一方、持続可能な企業としての取り組みにも積極的だ。2月25日にはSDGsへの取り組み方針をまとめた「SDGs宣言」を発表し、30年までに会社としてのCO2排出を完全に無くすことを目標としている。また、ジェンダーレスの推進にも注力し、多くの女性社員が活躍している。「仕事をする上で男女に能力の差は無い」という中島社長の考えから、女性が部長を務める部署もある。

「社員のご家族から当社に入社して良かったと言われる企業を目指している。また、社員にはお客様から〝あなたに担当してもらえて良かった〟と言われる人になってほしい」と中島社長。

中島量社長
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