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アイアイ・テー

20年に新設した「石狩第2物流センターA棟」

入社1年目から経営者目線で仕事を学べる道内大手企業

食品輸送道内大手の「アイアイ・テー」。札幌市や石狩市などに拠点を持ち、道内全域のスーパーや量販店への食品輸送を主体に、食品の加工や小口輸送も手掛ける。従業員数は約700人で、2019年には2代目社長として現在の石黒茂社長が就任している。近年は同業者との資本提携によるグループ化やDX化の強力推進などで、業績を拡大し続ける注目企業だ。

現在、同社が募集しているのは「総合職」の人材。

入社後は複数ある同社の物流センターで業務に従事する。スーパーや量販店からの発注を元に商品の仕分け、検品、在庫管理、ドライバーやパートの勤怠管理、事務作業も覚えていく。石黒茂社長は「将来的には管理職も担ってもらいたいと考えていますが、まずは事業全体の流れを現場で学んでもらいます」と語る。こうしたセンターでの基本作業に従事した後、3〜5年を目処にセンターマネージャーとして働くことになるが、センター内の業務以外に、新規取引先の開拓など問屋やメーカーへの営業活動も行う。任せられる仕事と責任も増えるが、その分やり甲斐を持って仕事に取り組むことが可能だ。

入社から5〜6年を目処に、センター業務を継続してセンター長や副センター長を目指すのか、あるいは営業部、各部門の管理を行う経営管理部、新事業の企画・立案を行う経営企画部、センターの生産性向上を図る業務部などの本社管理部門に進むかの分岐点を迎える。ここでは社員本人と面談を重ね進路が決定する。石黒社長は「今後は、物流DXの推進などを任せる部署も立ち上げていきたい」と新部署の設置にも意欲的だ。

もちろん若手従業員の育成体制も確立されている。月1回、テーマを設けた集合型研修を通年で実施している。また、幅広い講座内容から自ら選んで受講できるWebを活用した社外研修への参加を推奨するなど、サポート体制も充実。さらに、管理者が行う社内分析などを入社1年目から上司のバックアップを受けながら経験できることも特徴だ。若いうちから経営者目線を養うことができ、後々の仕事にも役立つことになるだろう。

「物流は多様性に富んだ仕事のため、企画力や発想力が求められます。〝経営者目線〟を持ち、柔軟な考え方で仕事をしてもらいたい」と石黒社長。

石黒茂社長
従業員は約700人で、若手も活躍できる環境を整えている