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宮坂建設工業が3回目のコロナワクチン職域接種を実施

スムーズな接種環境を構築したことで密を避けてワクチン接種が進んだ

宮坂建設工業(本社・帯広市、宮坂寿文社長)が、2月26日、27日に3回目となる新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。2日間で約1500人が接種を終えた。

帯広の本社でワクチン接種を受けたのは、同社グループ社員とその家族及び同社協力会社社員。7・8月に実施した1・2回目よりも300人増え、1500人が接種した。

当初は3月12・13日の接種を予定していたが、宮坂寿文社長は「新型コロナワクチンの追加接種が発症予防、重症化予防の要。総理指示の下、政府は1日100万回の接種目標を掲げている。当社にも国土交通省や厚生労働省から追加接種前倒しの依頼があった」とし、急遽2週間前倒ししての接種に踏み切った。

当日は医師3人、看護師10人、医療事務スタッフ8人に加え、同社役職員59人が会場で対応。宮坂社長も早朝から駆けつけ、陣頭指揮を執った。

広大な平屋建ての本社を効果的に使い、入場から退場までのスムーズな動線を構築。休憩ベッドやPCR検査体制も確保した。

札幌支社でも同社顧客の医療機関グループの職域接種会場で1500人規模の共同ワクチン接種を予定。宮坂社長は「4回目の接種の準備も進めたい」とコロナ収束に向け、全面的に協力する構えだ。

同社ではこれまでにも医療機関に貸し出すための陰圧テントや防護服などを購入、マスクや消毒液なども合わせ約1億円をコロナ感染対策に投じている。

会場スタッフに指示を出す宮坂寿文社長