ほっかいどうデータベース

丸ウロコ三和水産

徹底した管理体制を敷く加工工場

ホタテの取扱量を拡大。オホーツクの海の幸を全国に

紋別市に本社を構える水産加工会社「丸ウロコ三和水産」。紋別市のみならず、オホーツク海沿いの興部町沙留、雄武町、湧別町などの各漁業組合をはじめ、道内各地から原料を仕入れ、商社や外食チェーン、量販店などに販売している。

海外への輸出も行う一方で、自社の販売チャンネルとして通販ショップも運営。通販ではパッケージに工夫を加えるなど、消費者の利便性を追求している。
主力商品はホタテとカニ。数ある道内の海産物の中でも、特に需要の高い水産資源を扱う。

「HACCAPに基づく衛生管理だけではなく、鮮度管理も徹底することで高品質な商品の製造に努めています」と山崎和也社長。
今年1月には浜頓別町の「マルヨ横田水産」を傘下に収めた。年間7〜8000トンだったホタテの取扱量を1万トンにまで拡大させる予定だ。マルヨ横田水産の山田譲常務は「市場に長年勤めていた経験を生かし、より多くの販売経路を確立させます」と話す。
山崎社長は「海外輸出においても、今後はより厳格な衛生管理が求められますが、時代に応じた商品を製造し、さらなる成長を目指します」と力を込める。

山崎和也社長
マルヨ横田水産の山田譲常務