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TK・ワークス

工事を手掛けた白老町のメガソーラー

技術力は道外でも折り紙付き人材不足解消にも切り込む

土木工事全般、コンクリート型枠工事や太陽光施設関連工事を手掛ける「TK・ワークス」。技術力は道外でも高い評価を獲得しており、東北圏や関東圏の受注も多い。年間受注の約50%が道外物件というのが特徴だ。

従業員は約70人。一次下請企業としては多くの精鋭が揃っており、鴻池組(大阪府)などの大手ゼネコンから優良工事の表彰を受けるなど、実力派企業としての地位を築いている。

こうした一方、業界の深刻な人材不足対策にも乗り出している。2019年には外国人技能実習監理団体・登録支援機関の機能を持つ組合「イエローウイング」を設立。同組合の理事長を務める瀧澤肇社長は「主にベトナム人、フィリピン人の人材を企業に斡旋しており、これまでに30人以上の実績があります。年内にはインドネシア人の斡旋も開始予定です」と話す。

また、今年2月にはSDGsへの取り組み方針をまとめた「SDGs宣言」を行い、持続可能な開発目標の実現や達成に向けた具体的な6項目を推進している。

「次代を担う世代に当社の技術とノウハウを継承し、持続的発展が可能な企業を目指したい」と瀧澤社長。

瀧澤肇社長(左)とイエローウイングの監理部長も兼務する瀧澤僚貴総務課長