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スピード25分車検Clear25でおなじみダイワ整備機工の本社新工場が稼働

右手前が受付・オフィス、左奥が車検・整備工場になっている

検査時間わずか25分のマイカー車検「クリアー25」が代名詞の「ダイワ整備機工」。その本社新工場が完成した。ユーザーにも社員にもやさしい大型新工場を武器に、地域ナンバーワンの整備工場としての地位を確立する。

安心の全車種統一料金でリピーター多数

一般乗用車から大型車両まであらゆる車両の整備・車検を手掛ける「ダイワ整備機工」。年間約5000台の車検整備を行い、修理台数も年間約5000台を数える。

創業は1981年。その40年を超える歴史とともに歩んできた本社工場を一新。この10月に完成を迎えた。

1676坪の広大な土地を活用した大型工場を建設。写真手前右側の建物は1階が受付及びマイカー車検「クリアー25」の待合室で、2階はオフィスにした。左側は工場エリアとし、手前は一般乗用車、奥は大型車両用となっている。

「職場環境がより良く改善され、業務効率化も図れます。道路運送車両法が改正され、自動運行装置が保安基準の対象になり、車載式故障診断装置(OBD)を活用した電子的な検査が求められるなど車検制度も変わってきました。新工場はこうした改正車両法にも対応しています」と高橋正典社長は胸を張る。

若い頃は大型車両の整備を行っていた村山敏健専務は「これまでよりも工場の全長が長くなり、動線も考えられているため、作業がしやすい。また、塗装に対応した大型換気システムを取り入れたことで、社員の健康という面から見ても素晴らしい工場」と現場目線でのメリットを語る。

同社の代名詞となっているのが、乗用車の車検に必要な105項目を25分で検査完了する「クリアー25」。ハイブリッド車やEV車、自動アシスト搭載車などの特殊な車検もOK。人気の秘訣は25分という短時間に加え、明朗な「全車種統一車検料金」にある。

車検基本料は税込で軽自動車、乗用車、貨物車すべて同一の8250円、検査料は軽が1万4300円、乗用車が1万5400円、貨物車が1万6500円。登録代行料は0円だ。

これに、法定費用の重量税、自賠責保険料、印紙代を合わせても、車検費用合計は軽自動車で5万380円、乗用車6万1660円〜8万6260円。貨物車は4万7230円〜6万1870円。ディーラー車検に比べて大幅に安い。

修理は該当箇所を見せながら、車の状況や整備の必要性をしっかりと説明し、ユーザーが選択する方式。希望に応じてリビルト品を使うなど予算と目的に応じて柔軟に対応している。

ディーラーと同等以上の技術で時間も短時間、ユーザー車検に近い料金となれば、利用者が増えるのもリピート率が高いのも当然だ。

大型車検も料金を抑え、保安確認検査料、12カ月定期点検基本料、日常点検、車検更新検査代行料を合わせ2.0トンベースなら5万600円となっている。

「当社はもともと大型車両整備で業績を伸ばしてきました。トラックからダンプ、重機、クレーン車、ユニック車などあらゆる大型車両の修理、整備ができます」と村山専務。引っ越し会社で使用するパワーゲートの修理も請け負っているが、これも全メーカー対応だ。

HRMホールディングスグループ入りが転機

ターニングポイントとなったのは、2016年の「HRMホールディングス」入りだろう。

大野末治HRMホールディングス会長は、現場の働きやすさを重視している。

「職場環境を改善し、社員のモチベーションを上げるのが我々の役目。社員の健康も大事です」と語る。

人材の育成方法も大きく変わった。従来までは中途採用が大半だったが、現在は新卒を採用して1から育成している。

新たに「資格取得制度」を構築し、1年間の現場経験を経た後、2年目になると全額会社負担で夜間学校に通わせて資格を取得させる。これにより、本社及び恵庭工場で働く約45人全員が自動車整備士の資格を持つ技術者集団となった。

「大野会長からは利益を追求せずとも付加価値のあるサービスを提供していけば利益は付いてくると言われています。今後もお客様と社員を大事にし、付加価値のあるサービスを提供して、地域ナンバーワンの整備工場にしていく」と高橋社長は意気込む。

大型車両専用工場は機能性に優れ、作業効率もアップした
小型車検のクリアー25はガラス越しに検査・整備状況が確認できる
高橋正典社長
村山敏健専務
10月8日には竣工式を執り行った