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ウェルアス

オリジナル商品の「プラスチックグローブ」と「3層構造サージカルマスク」

オリジナル商品の供給で医療福祉分野の問題を解決

1992年創業の「ウェルアス」は、介護用の紙おむつをはじめ、医療福祉分野の商品を専門に取り扱う卸売企業。紙おむつの販売シェアは全道で50%を越え、介護施設と医療機関にとって不可欠な存在だ。

吉岡恵介社長は「新型コロナをきっかけに、お取引先の医療機関や介護施設は、さまざまな問題に直面しています。その代表例が使い捨て手袋やマスクの不足と価格高騰です。お客さまのために当社ができることは何かと模索し、昨年から動き始めました」と語る。

その一環として、昨年10月にオリジナルブランド「プラスチックグローブ」の販売を開始。供給不足で使い捨て手袋の価格が高騰する中、同商品はコロナ禍前の販売価格に抑えるなど、各施設から注文が殺到。顧客の信頼も獲得した。

また、今年7月には第2弾となる「3層構造サージカルマスク」を販売。販売から2カ月間で、約700ケースを受注した。
一般向けとしても販売しており、価格は1箱50枚入りで、330円と低価格。今後はサイズ展開を広げていく。販路拡大に伴い販売代理店を募るほか、ネット販売も計画中だ。

製造は独自のルートを活用し、衛生管理を徹底した中国企業に委任。同商品は一定の品質と製造管理基準を定めた「全国マスク工業会」と、6月に国が制定した日本産業規格「JIS T9001」に適合している。
「マスクの価格高騰と粗悪品の流通が問題となっています。現在の価格は高騰時と比較して下がったものの、コロナ禍前の水準には戻っていない。マスク社会は当面続くことが予想されており、今後も高品質かつ低価格な商品を提供していきます」と吉岡社長は語る。
緻密な市場調査を継続し、顧客ニーズを把握。さらなる新商品の展開も検討中だ。

また、9月からは高齢者の介助に精通した「排泄ケアアドバイザー」を採用して、介護事業所などに派遣。施設利用者ごとに適した紙おむつの提案や使用方法などを施設職員にレクチャーすることで、顧客の介助ケアの向上をサポートしている。

一方で、SDGsへの取り組みにも注力。女性社員の管理職登用、エコラベル商品や再生紙の積極利用、本社周辺の清掃活動なども推進している。

吉岡社長は「医療福祉分野と社会の発展に貢献することが我々の使命です」と意気込む。

つけ心地がよく、フィルター性能も高い
マスクの製造現場は衛生管理を徹底
吉岡恵介社長