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三愛病院

三愛病院の敷地内には複数の関連施設が立地

チーム医療で地元地域の新型コロナ
ワクチン接種に協力

三愛病院は「医療・保健・福祉のトータルケア」を基本理念とし、精神障がい者や認知症高齢者の診療を中心に、質の高い医療、看護サービスを提供している。 

診療科目は、精神科、老年精神科、内科のほか、認知症専門外来、漢方外来を含め14科に及ぶ。10病棟534床を擁し、医師や看護師とともに、ケースワーカー、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士などのコ・メディカル部門が一丸となってチーム医療に取り組んでいる。

併設・関連施設としては、介護老人保健施設、特別養護老人ホームをはじめ、認知症高齢者グループホーム、地域包括支援センターなど多岐にわたる。いずれも病院敷地内および近郊にあって、総合医療・福祉エリアを形成している。

昨年来の新型コロナウイルスに対しては、消毒、換気などのほか、検温、手洗いの励行などによる徹底した感染対策を実施。院内の環境を整えている。

新型コロナワクチンの接種については、6月に保管冷凍庫(ディープフリーザー)が導入されて、医療従事者の優先接種後に一般市民を対象にスタート。7月からは西胆振地区では初の職域接種に携わっている。

これは登別温泉旅館組合(中牧昇一組合長)の要請に応えたもので、同温泉にある第一滝本館(南智子社長)の大宴会場を会場に、7月1日から1回目、同29日から2回目の接種(8月25日まで)を開始している。

対象は、同組合加盟の宿泊施設従業員のほか、その家族、業務委託業者、テーマパークや飲食店関係者など約2000人。同院からは接種日ごとに千葉泰二理事長・院長をはじめ、医師や看護師、事務スタッフ十数名が出向き、受付から予診・問診、接種、看護の業務にあたっている。

第一滝本館の南社長は「観光シーズンを前に三愛病院さんに相談に行ったところ、即決で協力の回答をいただきました。接種も順調に進んでおり、安全・安心の下で観光客をお迎えできます」と謝意を述べる。千葉理事長・院長も「日頃から産業医としての関わりもあり、地域の一員として当然の協力。コロナ収束後の登別観光の復興に少しでもお役に立てれば」と語る。

登別温泉旅館組合の職域接種(第一滝本館)
問診を行う千葉泰二理事長・院長