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国立病院機構函館病院

約400人の職員が在籍する「国立函館病院」

道南地域のがん診療連携指定病院。
ワクチン接種でも貢献

湯の川温泉にほど近い閑静な住宅街に位置する「国立病院機構函館病院」。全国に140(道内は5カ所)ある独立行政法人国立病院機構(本部・東京都目黒区)の1つで、昨年、八雲病院の重症心身障害病棟の機能移転が完了。現在の病床数は365床(一般300床、結核5床、重症心身障害60床)となっている。

機能移転に合わせ病院北側にあった旧看護学校跡地に重症心身障害病棟を新設。順調に稼働しており、8月7日には北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が、子どもたちの慰問に訪れている。

同院は、がん、循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患の専門病院として、全国規模の病院ネットワークを生かしながら治療にあたっているほか、2016年には北海道がん診療連携指定病院の指定を受け「NHO函館消化器病センター」と「同函館がん予防センター」を設立。多種多様ながんの早期発見に努めている。

7月14日からは脳神経外科外来を開始。これは病病連携している函館新都市病院(原口浩一院長)から専門医が派遣され診察するもので、頭痛・めまい・しびれといった症状の隠れた脳神経疾患に対応する。
「函館新都市病院には昨年5月から当院の消化器内科専門医が派遣されています。地元の病院間でうまく連携・共存し、地域医療に貢献できれば」と加藤院長。

同院は今年2月に新型コロナウイルスワクチンの先行接種機関として道内のトップを切り、医療スタッフへの予防接種を開始。マスコミでも大きく取り上げられた。
5月からは外来患者を中心にワクチン接種を始めており、6月からは65歳以上の高齢者を対象に、土日での接種も開始した。
「函館市からの要請で、接種待ちの人を受け入れています。土日は1日に600人の集団接種を行い、医師や看護師、事務職員をうまく配置してチームとなって対応しています。
今はワクチンの供給の問題でストップしていますが、解決次第随時再開していきたい」(加藤院長)。
これまで約2万人のワクチン接種を終えており、渡島管内の感染拡大防止へ全力で取り組みたいとしている。

加藤元嗣院長
新病棟で実施されている新型コロナワクチン予防接種
旧看護学校跡地に建てられた重心病棟