ほっかいどうデータベース

東苗穂病院

各施設が連携した在宅医療を提供する「あんしん在宅医療ネットワーク」

在宅医療を推進し、グループで
医療と福祉サービスを総合的に提供

高齢社会が進む日本では、在宅医療を核とする地域包括ケアを推し進めている。
「地域に根ざした豊かな医療と福祉を創造する」を理念とする豊生会グループも在宅医療を強力に推進。道内に病院や介護施設など63施設(2021年7月現在)を展開し、医療・介護・福祉を融合した医療ネットワークを構築している。

グループの中核を担っているのが1986年開院の「東苗穂病院」だ。専門医療施設として、現在は12の診療科目で地域密着型の医療を展開。特に人工透析センターは37床を完備し、シャント作成から透析導入、維持管理までを一貫して手掛けるほか、腹膜透析も行っており、個々の患者に合った治療法や生活援助も提案するなど、札幌市東区エリアを中心に地域住民の健康に貢献している。

そして、同グループの最大の特徴といえるのが、この東苗穂病院や訪問診療クリニックで形成する「あんしん在宅医療ネットワーク」だ。
東苗穂病院では内科の急性期対応を入院まで含め担当し、患者への訪問リハビリや栄養管理、介護も手掛ける。訪問診療を担う「元町総合クリニック」、訪問看護を担う「東苗穂訪問看護ステーション」、訪問歯科を担う「にじいろ歯科クリニック」など、それぞれの専門施設が互いに連携し、24時間365日体制で総合的な在宅医療を提供。年間の患者数は746人、看取り数は132人(20年度)だ。  
各施設では、独自の情報共有電子カルテ「Ho‐Net(ホーネット)」により、グループ内の全ての医師や看護師、事務職員が情報を共有する体制を整えている。
こうした連携により、患者は病状や体調に応じて病院、自宅、介護施設の中から最適な療養環境を選択することができる。

在宅医療に関しての講演会も多く行う星野拓磨副院長は「専門性の高い〝チーム医療〟で患者さんの〝あんしん〟をサポートします。当グループのあんしん在宅医療ネットワークの最大の特徴は『医療・介護の総合力』『連携された情報力』『あんしんに過ごすための豊富な選択肢』『急性期の入院対応』の4つ。自宅や施設における診療や健康管理から終末期の看取りまで対応しています。その人らしい生活を送っていただける医療の提供が我々の使命。時代のニーズに適した医療とケアの普及につとめます」と話す。

グループネットワークにより自宅、病院、介護施設から療養生活が選択可能
星野拓磨副院長