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古平造船所

多くの監視カメラを設置し、防犯設備も整った「古平マリーナ」

船舶整備のパートナーとタッグを組み、サービス充実

船舶の管理を生なり業わいとする古平造船所。「少なくとも1943年には船舶の上下架を始めていました」と3代目の岩﨑幸彦社長は語る。創業者の岩﨑直蔵氏は、江戸時代の豪商・高田屋嘉兵衛の北前船「辰悦丸」の模型を設計した木造船造り名人として知られている。

運営する「古平マリーナ」では、釣り向けのプレジャーボートを中心に63隻を管理。33フィート、重さ6トンまで受け入れており、顧客の90%以上は札幌在住だ。札幌から古平の途中には小樽マリーナがあるが、古平マリーナを選ぶのには訳がある。
1つは管理料の安さだ。年間管理料1フィート1万円(税別)は小樽の相場の半分以下。加えて古平は漁場が近い。
「古平は時し化けにくく、時化てもすぐに戻れます。かつては大間にも負けないマグロが釣れたポイントですし、漁場が近いので燃料代も少なくて済むんですよ」と岩﨑社長。営業時間は午前8時から午後4時30分。予約をすれば朝5時から出港できる。

マリンライフを楽しむ上で避けては通れないのが故障だ。岩﨑社長は「船が故障した場合、業者を紹介するのですが、古平には修理をできる人がいませんし、来るまでに時間がかかる」と困っていた。
解決に乗り出したのが、岩﨑社長と親交がある自動車整備会社「ダイワ整備機工」の大野末治会長。自身も船舶を所有し、釣りを楽しむ。自動車、船を問わずメンテナンスは得意分野だ。
「コロナ禍で釣りをはじめとするマリンライフを楽しむ人が増えています。ただ、後継者不足により、船舶のメンテナンスをできる企業、人員が減っているのが現状です。それなら当社がメンテナンスをしようということ。管理は古平造船所、メンテナンスは当社にお任せ下さい」と大野会長。
決めたら行動は早い。即座に「ダイワ整備機工マリン事業部」を立ち上げ、エンジニアに自らメンテナンス指導をした。「連絡をすれば当日か翌日には札幌から駆けつけてくれる」と岩﨑社長も喜んでいる。

岩﨑幸彦社長
ダイワ整備機工マリン事業部のエンジニアが出張修理
札幌市東区に本社を置くダイワ整備機工