ほっかいどうデータベース

大真(だいしん)運輸

2トントラック(手前)を中心に札幌市内で運送をおこなう

オフィス家具や什器輸送が専門。
搬入から施工まで自社一貫で提供

法人向けのオフィス家具には、チェアやデスクのほかパーテーション、更衣室で用いられるスチール製のロッカー、店舗や倉庫で使われる高さ数㍍の棚などさまざまなものがある。

一般家庭向けの家具に比べ頑丈で重いのが特徴で、中には大規模な組み立てや床や壁への取り付け工事が必要なものが多い。

これらの輸送を専門的に行っているのが1971年創業の物流会社「大真運輸」だ。オフィス家具メーカーや事務用品の商社からの依頼を受け、事務所や店舗の開設やリニューアルなどの際に力を発揮。今年11月には50周年を迎える。

最大の強みは物流企業でありながら施工部隊を有していること。迅速な作業で納期短縮とコスト削減に貢献。クライアントから絶大な信頼を獲得しており、リピーターも多い。

配送から搬入、施工まで自社一貫で行うため各種運送業に加えて建設業の許可を取得。大工などの職人も在籍している。多能工化にも取り組み、簡易な施工はドライバーが担う。

作業も正確で図書館や書庫で用いられる可動式の書棚は数㍉の誤差もなく施工。大学の教室などで使われる固定式の椅子や、大型冷凍倉庫の内部への設営など特殊な依頼も数多く手がけている。

また、事務用品の商社から委託を受けて物流倉庫の運営も行う。

近年は重機を保有して除雪作業を請け負っている。主に企業やマンションの駐車場向けだったが、高齢で除雪が難しくなった個人宅などでも利用が増えた。

さらに2019年に高橋信行社長と堀江匠専務が就任して以降、従業員教育や健康経営にも力を注ぐ。

「社員の健康こそが生産性向上の第一歩と考えています。21年に全国社会保険労務士連合会の認証を受け『職場環境改善宣言企業』に登録されました。第3者の視点から当社の健全性にお墨付きを頂いた」と堀江専務。

今後はM&Aや新規事業なども模索。2035年に年商30億円を目標に掲げる。

「社員とその家族約300人の生活を守るのが私の役目です。付加価値と収益性の高い仕事を選択し集中していくことで、次世代につながる企業に成長させていきたい」と高橋社長。

高橋信行社長
堀江匠専務
除雪に活躍する重機