ほっかいどうデータベース

北星学園余市高等学校

生徒たちの憩いの場となっている職員室

理想の進路と出会えるようさまざまな機会を創出

全国から不登校生、高校中退生を受け入れている「北星学園余市高等学校」。生徒の年齢、出身地、入学背景はさまざまで、全員が安心して自分らしい生活を送れるように、フランクな教職員たちが生徒を支えている。

「理想の進路と出会えるよう、多様な機会を設けたい」との思いから、プロから学べる体験型学習「総合講座」を実施。中でも、ぶどう農家やワイン生産者に師事して、栽培からワイン作りまで体験する「ぶどうのお仕事」は好評だ。このほか、「ヨット」「彫金」「後志探訪」など多様な講座が開設されている。

加えて、さまざまな分野のゲストを招いた「進路カフェ」と称した進路相談の場も設けており、生徒が前向きな選択をできるようにサポートしている。

また、全生徒の約80%が親元を離れて「寮下宿」と呼ばれる17施設で共同生活しているのも特徴。下宿費用は毎月7万円前後。家庭的で温かく、管理人が〝第2の親〟となって面倒を見る環境が整っており、先輩や同期、後輩との共同生活を通じて、良好な人間関係が育まれている。

管理人や先輩が温かく迎え入れてくれる寮下宿