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剛健運輸

多くのトラックが並ぶ。先進の安全機能も搭載

冷蔵設備付きセンターの開設で道産生鮮品の配送効率化に成功

1996年に生鮮食品輸送をメーンとして創業した「剛健運輸」。チルド、フローズンの温度帯に対応し、主に道産牛肉を関東へ、また外国産の牛、豚、鳥肉を道内各地へ輸送している。全国規模の大手企業を多く顧客に抱え、丁寧で迅速な配送対応は取引先から絶大な信頼を誇っている。

「依頼された配送期日に遅れたことは創業以来一度もありません。東日本大震災の際も期日までに輸送を完了させています。物流はストップさせられない社会インフラ。関連会社を含め常時150台以上のトラックを稼働させる体制を敷いています」と佐藤良夫社長。

この物流ネットワークを可能にした大きな要因が2016年に敷地面積約6600平方メートルの大型物流センターを石狩新港の本社敷地内に開設したことだ。

同センター最大の特徴は冷蔵庫やチルド庫などの自家冷蔵設備を付帯していることで、プラットホーム内の気圧を庫外よりも高くする陽圧空調システムを導入。これにより床や壁などの結露、カビを防止し、品質低下を防ぐことに成功した。加工前の食肉の種類や部位別にマイナス35度まで最適な温度設定が可能で、冷蔵貯蔵庫の総量は約3100トン。チルド庫は約100トンの規模だ。 

24時間稼働していることも特徴の1つ。例えば関東エリアからの輸送便では北海道へ深夜に到着する場合もあるが、同センターでは直ちに道内便へ積み替えて発送する体制が敷かれ効率を格段に向上。迅速な輸送を可能にしている。

加工前の生鮮食品輸送を手掛ける道内企業で、自家冷蔵・チルド庫を自前で保有するケースは極めて稀。輸入食肉を扱うことも多く17年には保税倉庫の認可も受けている。

佐藤社長は「当社は集荷から入・出庫の管理、配送まで一貫して手がけています。従来は荷主様が配送業者とは別に冷蔵倉庫を探していましたが、センター開設でそうした手間を省くことができました。届先ごとの細かな配送時間にも対応するなど、差別化を図ることで業績も大きく伸長。何より道産生鮮食品の鮮度向上に貢献できた。食の安心と安全を届けることが我々の使命。物流を通して北海道の食の認知度向上に貢献したい」と展望を話す。

配送センターは冷蔵設備付きだ
佐藤良夫社長
石狩市に本社を構える