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特定医療法人社団 千寿会

千葉泰二理事長(中央)を中心に、入社したベトナム人10人と記念撮影

今春、ベトナム人介護士10人が入社。即戦力で活躍中

人口約4万7000人の登別市を中心に、西胆振地区の医療・介護・福祉に大きく貢献している「特定医療法人社団千寿会」(千葉泰二理事長)。

同法人は、精神科病院の「三愛病院」(534床)を中核に、併設・関連施設として特別養護老人ホームのほか、介護老人保健施設、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、地域包括支援センター、認知症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅介護事業所など8つの事業所を運営している。

4月1日には39人の新入社員が入社。そのうち10人がベトナム人介護福祉士ということで、マスコミでも大きな話題となっている。

今回入社した10人は、札幌の日本語学校で半年間学んだ後、室蘭市内にある学校法人北斗文化学園の北海道福祉教育専門学校で2年間介護学を修学。在学中には実習先として同法人の事業所で実習も経験している。 

中には日本の介護福祉士国家試験に合格した者もおり、全員が介護福祉士の資格を習得。入社後はすぐに現場に入り、即戦力として活躍している。

「在留資格『介護』での5年間の勤務となりますが、仕事も日本語もすべてを習得しようという意識が非常に高くて驚いています」と語るのは5人のベトナム人が配属された老人保健施設「グリーンコート三愛」の菊地芳一事務長。

勤務時間、給与体系などは日本人スタッフと同一。住まいは敷地内にある寮で暮らしている。入居者・利用者とは抵抗感もなく、会話や意思疎通も良好で、業務でも全く問題がないという。

千葉理事長は「介護スタッフの確保が厳しい中、真面目で熱心な人材が確保できた。来年以降も継続した採用を検討していきたい」と語る。

国内でも介護人材不足を背景に、19年度から新在留資格の創設やベトナム人介護人材1万人受け入れへの協議が進んでおり、今回の同法人のベトナム人介護士の受け入れは、各界から注目されている。

「グリーンコート三愛」で活躍するグェン・ティ・フェン・チャンさん
「緑風園」で活躍するラ・ヴァン・タンさん
広大な敷地内に数々の介護・医療施設が立ち並ぶ