ほっかいどうデータベース

北海道ロードメンテナンス

空気圧等でライナーを拡張・着圧した後に硬化させて再生

下水管更生で成長に拍車がかかる道路維持管理最大手

HRMホールディングスの筆頭事業会社が「北海道ロードメンテナンス」。道内最大手の道路維持管理会社であり、冬期間の除雪、下水管更生なども手掛ける。
米野孝之社長は昨年6月に就任したばかりだが、月に1回は、社員一人ひとりに向けた社長メッセージを送り、冬期間は各除雪現場に足を運ぶ「社長パトロール」を実施するなど精力的。同様に今年は夏場の道路維持管理の現場にも出向き、より安全な現場を目指すという。社長就任1期目の〝通信簿〟である2021年3月決算では、着実に売上高を伸ばした。

業界共通の喫緊の課題となっているのが技術者不足。同社では多くの企業と同様に即戦力となる経験者を募る一方、ここ数年は新卒採用からの育成にも力を注いできた。今年も新たに3人の新卒が入社した。
「高卒で入社し、じっくりと育成してきた5年目の若手が技術者として間もなく独り立ちするところです。新入社員にはまず当社のあらゆる業務を経験させ、オールマイティーな人材を目標にしてもらいます。その上で好きな仕事、得意分野を見つけて極めてもらいたい。楽しく仕事をしてほしい」と米野社長は期待を寄せる。

コロナ感染対策にはあらゆる手を講じてきた。現場でのマスク着用はもちろんのこと、現場の技術者に加え、事務職員に対してもPCR検査や抗原検査を実施する。
真駒内事業所では新たにプレハブを1棟増やし、3棟体制に変更。これまで一緒だったダンプ運転手と助手の待機所を分け、運転手と助手のペア組みも固定した。感染者を出さず、仮に感染した場合でも経路が追える仕組みだ。
来期はコロナ対策費に予算がさかれ、維持管理の予算削減も見込まれる中、下水管更生事業を伸ばし、さらなる増収を目指す。下水管更生事業は札幌市、函館市、北広島市、北見市、美幌市に加え、上川管内・上富良野町でも実績ができた。21年は、さまざまな自治体へ下水管更生を提案していく意向だ。

既設の管に熱硬化性樹脂を含浸させたライナーを引き込む
新人3人を挟み米野孝之社長(右)と大野末治会長(左)
若手も楽しく熱心に仕事に取り組む