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HRMホールディングス

美唄市に持ち込んだ災害支援給水車には長蛇の列ができた

グループの司令塔。災害時のスピード対応で信頼

「HRMホールディングス」は、道内トップを走る道路維持管理グループの持株会社。グループ企業は12社を数える。
「設備投資計画、金融機関との折衝など経営面をホールディングスが一元管理しています。各社のトップは営業活動に集中できますし、グループ全体でのコスト圧縮もできる。各社が健全経営をおこない、社員が安心して働ける会社にすることも大きな役割です」と大野晃社長。

グループ企業の多くが公共事業主体であり、エンドユーザーに触れることは少ない。
「道路の維持管理や除雪、下水管更生、車両整備など、当グループの業務はメジャーではないが生活に直結するもの。夜中、そして地下などで人知れず作業しています。道路も下水も車もつくるだけではなく、メンテナンスが必要」と大野社長は語る。
社会貢献、地域貢献にはとりわけ積極的。今年2月の美唄市の断水では、グループの「北海道ロードメンテナンス」に指示を出し、即座に給水車を派遣した。給水車はこうした災害時に備えて購入していたものだ。
拠点がある札幌市、北見市、北広島市、本別町にマスクを寄贈し、胆振東部地震では厚真町の仮設住宅153世帯に電気ストーブと電気ポットを贈る心遣いも見せた。各自治体や学校などでの無償清掃、札幌市の「さぽーとほっと基金」への300万円の寄付など活動は幅広い。

災害時のスピード対応は本業への信頼にもつながっている。
「公共事業を生業なりわいにするものとして、災害時にはすぐに駆けつけて恩返しをしたい。自治体に存在を認められ、求められ、何かあるときにはパートナーとして相談される企業でありたい。業界の中心に立つべく日々研鑽を積んでいる」(大野社長)。

コロナ対策も入念だ。本社には全身を除菌する専用機器を配置し、出張の前後で2回のPCR検査をおこなう。コロナを持ち込まない、広めないための努力をしている。
例年の安全大会も中止して、少数での安全祈願をおこなった。
「無事故はもちろんのことコロナに対する一層の意識向上にも努めてほしい。従業員が安全に家庭に帰るためには努力を惜しまない」と大野末治CEOは力強く語る。

大野晃社長
4月9日、白石神社で安全祈願を執りおこなった