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KOUSHIN GLOBAL VISION

70台以上の車両を保有し、大型ダンプは30台を超える

戦略的なM&Aを活用し、グループ拡大とノウハウの継承へ

「KOUSHIN GLOBALVISION」(コウシングローバルビジョン)は2020年3月に「広信工業」「マルハリ」「森下建材」の3社の持株会社として発足した。〝次なる革新へ〟をグループビジョンに掲げ、M&Aや関東への拠点配置などまさに継続と拡大を強く推進している。

グループの中核を担うのが広信工業(札幌市)だ。骨材(コンクリートやアスファルト混合物の精製時に材料として用いられる砂利や砂などの総称)の販売・運搬のほか、特別管理廃棄物や産業廃棄物の収集・運搬を主事業としている。20年の夏には建設業許可を取得して、土木工事事業にも参入するなど業容を拡大中。最近では、札幌市の地下を走ることになる北海道新幹線「札樽トンネル」建設工事の土砂運搬を担うなど、09年の創業以来、快進撃を続けている。また、マルハリ(札幌市)は19年の設立。物流業を主軸に関東にも拠点を持ち、北海道と関東をつなぐネットワークも構築している。

昨年の12月には40年以上の歴史を持つ森下建材(札幌市)をグループ傘下に収めた。同社は骨材の販売を手掛けているが、札幌市手稲区に大規模な車両整備工場を保有する。グループ化により、広信工業の建設資材置き場や骨材の保管ヤードとしても活用。顧客対応など事業効率が大幅に向上し、受注件数の増加にもつながっている。

陣頭指揮を執る張本淳史社長は「今年もM&Aの計画があり、今後も継続する方針です。事業拡大の重要な手法の1つと捉えており、情報入手スピードが格段に向上する。事業拡大にはスピードが最も重要と考えています」と語る。

また、SDGsへの取り組みにも積極的で、低公害車の導入や輸送改善によるCO2削減など8項目を実践。このほか、電子契約などのデジタル化など、先進技術を積極的に採用している。  
「建設業界は若い人達からマイナスイメージを持たれていますが、先進的な取り組みで古い業界というイメージを脱却したい。業界の諸先輩方の技術やノウハウをM&Aという形で継承し、次世代にもきちんと伝承していきたい」と張本社長。

張本淳史社長
札幌市手稲区のシャッター付骨材保管ヤード
車両整備工場の保有で事業効率が向上