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石屋製菓

新ビジネスの社内コンテストを開催

安心・安全を追求。SDGsに乗っ取ったCSR活動を広く周知

北海道を代表する菓子メーカー「石屋製菓」。言わずと知れた大ヒット商品「白い恋人」は不動の人気を誇る。
顧客を海外にも広げる中、食の安全を追求。札幌市西区にある「宮の沢工場」では2017年に、北広島工場では20年に、世界標準の食品安全マネジメントシステム「FSSC 22000」の認証を取得した。

一方、店舗スタッフなどの接客・接遇スキルも磨きをかけている。「CSアワード」と銘打った接客レベルを評価する社内コンクールを開催し、各部署から選抜されたスタッフがさまざまなシチュエーションの接客を披露して競った。こうした学びの場を設けることで、接客術のブラッシュアップを図っている。
また、20代の若手社員で編成した「SDGs推進チーム」を19年に発足。膨大な数の商品を販売しているからこそ、メーカーとして環境問題にも向きあっている。看板商品の「白い恋人」のプラスチックトレーをバイオマストレーに変更したほか、昨年から化粧箱を森林管理の国際基準「FSC」認証のものに変更中で、今年中にはすべての化粧箱をFSC認証紙に一新する計画だ。
こうした取り組みにより、15〜19年のCO2排出量を年間平均で320㌧削減。これまでの2分の1以下に抑えることに成功している。現在、生産段階から最終消費・廃棄段階までを把握するトレーサビリティの構築も進めている。

今年3月には一連のCSR活動をまとめた冊子「ISHIYA CSR コミュニケーションブック」を発行。〝100年先も、北海道に愛される会社へ〟という長期目標に向けて、SDGs達成を目指した取り組みを広く周知していく方針だ。
昨年は若手社員を対象に道内の協力農業法人など10社で研修を実施した。同社が運営する「白い恋人パーク」では、地域団体とコラボレーションした「白い恋人パークdeマルシェ」を定期的に開催した。共同開発した限定メニューをはじめ、新鮮な野菜、果物も販売するなど来場者を喜ばせている。

新型コロナウイルスによって新たな時代が幕開けする中、次なるステージに向けて「ビジネスプラン・社内ベンチャーコンテスト」を昨年開催した。約200もの新ビジネスを社員が発案し、優秀プランを事業化すべく準備にとりかかっている。

「FSSC 22000」を取得した「北広島工場」
環境に優しいバイオマストレーに変更