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中島測量設計

石狩市にある本社屋。駐車場も完備しており、バス停から徒歩1分と立地も良い

節目の70年は目前。
事業領域の拡大と転換で発展を続ける

1952年に土地家屋調査士・司法書士事務所として創業した「中島測量設計事務所」。石狩市を中心に徹底的な地域密着戦略で不動産業や測量業などを展開している。現在の中島量社長は3代目で、来年は創業70年の節目を迎える。

 中島社長は「当社は元来、測量業がメーンでしたが、私が社長に就任した2008年に宅地建物取引業の免許を取得。〝公共事業に依存せず一般個人のお客様からお仕事を頂く創業の精神に立ち戻ろう〟という思いから17年には本格的に不動産業に力を入れた。当時売上げが数千万円だった小さな測量会社が、4年で売上10倍まで拡大しました」と事業成長の経緯を話す。
中核事業となった不動産業では土地や戸建住宅の売買と仲介を得意としており、豊富な取引実績に裏打ちされた精度の高い査定システムを確立している。不動産の査定や売却にかかる広告費は全て無料。買取りの際にも測量費を無料にしているのが特徴で、石狩市内の不動産売買取引件数はトップをひた走っている。

一方、測量業では、最新測量機器を導入した高精度な測量に定評がある。用地確定測量やアメリカのGPS衛星等と、日本の準天頂衛星「みちびき」を用いた衛星測量のGNSS測量などを得意としている。不動産売買に必須な境界明示の測量業務はベテランの測量士が担当しており、顧客からの信頼も厚く公共と民間受注を合わせて、年間約200件をこなす。
ほかにも、解体やリフォーム事業を手掛けるなど、測量、仲介、売買、リフォーム、解体工事を網羅。さらに相続の登記手続きなどは、同じオフィス内に開業する司法書士が対応しており、不動産売却のワンストップサービスを可能にしている。
現在は業務のデジタル化も強力に推進中だ。国土交通省の実証実験に参加し、不動産売買の「重要事項説明」もオンラインで実施可能としている。

「高品質なサービスの提供と次代を担う社員に最先端の技術とノウハウを継承していく。持続的発展可能な企業を目指し、石狩の老舗として社会的責任を全うしたい」と中島社長。   
不動産流通に関わるフレキシブルな事業領域の拡大、これこそが同社の原動力だ。

中島量社長
前社長の中島淳氏の測量風景。現在の中島社長は3代目