めぐみ企画

〝コンビニ賃貸〟で退寮した求職者をサポート
新型コロナウイルスの影響により、従業員の解雇を余儀なくされている企業も多い。社員寮などに住んでいた場合、従業員は突如として住む場所がなくなり、文字通り路頭に迷うこととなる。
こうした困窮者の受け皿として不動産賃貸業「めぐみ企画」のサービス〝コンビニ賃貸〟が注目されている。
同社がワンルームタイプのマンションやアパートを借り上げ、家具・家電付き、保証人・保証会社不要物件として提供するもの。
「迅速」「簡易」「便利」の3つをキーワードに掲げ、即日入居可能で必要に応じて生活保護申請手続きの同行もおこなっている。短期間による違約金がないため、求職期間中だけの滞在も可能だ。入居者は生活保護受給者や道内外の求職者など多岐にわたる。
企業にとってもメリットは大きい。通常、アパートなどを社員寮として使用する場合、企業が一括借り上げをする必要がある。同社の管理物件を寮代わりとして使う場合、契約は各個人でも可能なため物件を借り上げる必要がなく、原状回復などの費用も発生しない。
金城めぐみ社長は「従業員を解雇せざるを得なくなった経営者の力にもなりたい。それぞれの〝再出発〟の一助になれば」と話す。
