ほっかいどうデータベース

札幌佐藤病院

地域に親しまれている札幌佐藤病院

コロナうつをケアし、心身の回復を図る

人と人とのつながりが制限されたコロナ禍は、人々の〝心〟も蝕んでいる。人混みへの恐怖心や新しい生活様式への適応障害、先の見えない不安感などを背景に「コロナうつ」の患者が増えている。

精神疾患の専門病院として知られる札幌佐藤病院は1972年の開院以来、さまざまなアプローチで患者の意欲・体力の向上を図ってきた。

佐藤亮藏理事長は「頭痛や腹痛、倦怠感など、心の不調が体調に現れるケースもあります。まずは原因を探ることが大切です」と話す。

同院は内科も標榜しており、多角的に原因の究明が可能。感染症対策も万全で、グループの高齢者施設やクリニックを含め、感染者ゼロ(2月末時点)を継続している。

うつ症状が軽〜中度の場合、治療のメーンはカウンセリングとなる。対話の中から原因を特定し、ストレスとの向き合い方や対処法を探っていく。また、症状に応じて作業療法や運動療法も組み合わせて治療計画を立てている。

「まさか自分に限って」「うつは弱い人間がなるものだ」と受診を躊躇する人もいるだろうが、国内の精神疾患患者は400万人超。誰しもが発症する可能性があるのだ。

「受診、治療することは恥ずかしいことではありません」と佐藤理事長は呼びかける。