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丸彦渡辺建設

15年からBIM/CIMを導入。女性社員を中心にノウハウを蓄積している

建設・土木分野で先進技術の導入に取り組む

創業103年の丸彦渡辺建設は、ビルやマンション建設、橋・道路工事など官民問わず手がける本道を代表するゼネコン。20年の現場では、BIM/CIMが活躍した。

BIM/CIMとは、建設・土木分野のあらゆる工程で3Dモデル(3次元の電子データ)を活用する仕組み。紙の図面より情報共有が容易で、業務効率化や品質確保などにつながるとして、国土交通省が23年度までに小規模なものを除く全ての公共事業に活用を決めている。

これを活用し、20年の「宮の森・北24条通道路新設工事」では、豊平川に新設する橋と道路の3Dモデルを作成。誰でも見られるようユーチューブで公開し、工事後の様子が一目瞭然となった。

また、「豊水大橋補修工事」では、3Dモデルに補修部分の写真や材料などを結びつけることで膨大な資料をデジタル化。保存や取り出しが容易になった。

さらに、さっぽろ湖(定山渓ダム)に架かる「烏帽子橋耐震補強ほか工事」では、3Dモデルによってこれまでの図面では死角となっていた護岸ブロックの未設置が判明。早期の対策につながった。

このほか、札幌市からの受託業務にドローンを投入。社有地の「上篠路地区雪堆積場」で雪の搬入量の計測に活用し、作業の効率化に寄与した。

「先進技術の導入は、若手社員を中心にしたチームで取り組ませており、生産性向上や働き方改革につながっている。21年もさらなる成長を期待しています」と藤城英樹社長。

CIMを活用した3Dモデル(上)と、ドローンによる「上篠路地区雪堆積場」の空撮
藤城英樹社長