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日本たばこ産業(JT)北海道支社

「北海道支社敷地内に喫煙所を設置しました。どなたでも気軽にご利用ください」と白男川支社長。

〝北海道のお客さまの笑顔〟のために地域貢献活動を加速

顧客、そして地域の人々に感謝

国内で唯一、たばこを製造する企業であり、販売シェア約60%を誇る日本たばこ産業(JT)。マヤ文明から続くたばこ文化の担い手でもある。

しかし、喫煙人口の減少を背景に、近年のたばこ業界には逆風が吹いている。20年はこの逆風がさらに強まった。

改正健康増進法が全面施行され、喫煙環境は一変。さらに新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、喫煙専用室の運用に関する相談も相次いだ。

こうした相談に対し同社では、政府や関係機関が公表している3密対策やガイドラインなどを案内。同時に改正健康増進法により「望まない受動喫煙の防止」を目的として定められた「喫煙専用室におけるたばこの煙の流出を防止するための技術的基準」を満たした設備を整えられることで、室内においても一定の能力の換気がなされていることを説明している。

さらに、密集・密接の回避として、喫煙所での「ソーシャルディスタンス(定員制や足型ステッカー)」や「会話を控える(スマホ禁止を含む)」の運用を勧めるなどの対応をおこなった。

コロナの影響は他業界に比べれば、軽微だったという。

「継続的に商品を配達・販売していただいているみなさま、こんな時だからこそいつもの一服を大切にしていただいているお客さま、そしてそれを理解していただいている地域のみなさまのおかげです」と白男川正行支社長は感謝の意を示す。

21年は地域に根差した活動を

誰もがたばこを吸う時代ではなくなった。だからこそ同社では喫煙者に喜ばれる商品を提供するとともに、吸わない人に迷惑を掛けずに、気兼ねなく喫煙できる環境を整備してきた。継続して「吸う人と吸わない人が共存できる社会の実現」のための分煙環境整備、マナー啓発活動などをおこなうとともに、責任ある地域コミュニティの一員として地域に根差した活動にも注力してきた。「20年は、地域におけるJT北海道支社の在り方を改めて模索した年」と白男川支社長は振り返る。

北海道支社では、〝くつろぎの瞬間をお届けし、北海道のお客さまに笑顔になっていただく〟ことを目標に掲げた。

新聞やテレビを通じて応援メッセージを届け、自治体や各種団体にはさまざまな支援をした。また、吸い殻拾いを中心としたクリーンキャンペーンも展開した。

コロナ対策の緊急支援では、道内の自治体や団体に計782万9400円の金銭支援をおこなった。また、各種団体を通じてコロナ禍により生活が困窮した人々に、グループ会社のテーブルマークやサンジェルマンが販売するパックご飯や菓子など約40万円分を贈る物的支援も実施した。

自治体や他の民間企業との協働も歓迎している。

「みなさまと手と手を取り合いながら、少しずつ北海道に笑顔を増やしていくお手伝いをしたい。仲間になっていただける方がいらっしゃれば、ぜひお声がけいただきたい」と白男川支社長は呼びかける。

数多くの地域貢献活動を展開してきた同社だが、それでもまだ満足はしていない。

「地域のみなさまとのつながりはまだまだ足りていません。まずは、地域との関わり合いを増やすことから始める。21年は〝北海道のみなさまにもっと笑顔になってもらう〟ことを目標に、社員一人ひとりが何をすべきかを考えて行動していきます。お客さまが心から喫煙を〝愉しんで〟笑顔になっていただくまでが、われわれ営業の仕事。社員一人ひとりの大胆な意識変化が必要だと考えています」(白男川支社長)。

コロナ支援として札幌市に200万円を寄贈する白男川正行支社長。写真右は秋元克広市長
関係団体と共同で札幌市内を清掃した「クリーン・キャンペーン
吸い殻とゴミを合わせて約5キロを収集