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サッポロビール

小野寺哲也サッポロビール上席執行役員北海道本部長兼北海道本社代表

社員全員で〝ふるさと〟を元気づける活動を継続する

SNSで飲食店にエールを発信

20年5月、道内経済界の有志らとともに「みんなのエール北海道」と名付けたプロジェクトを立ちあげた。

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受け、営業自粛した飲食店や観光業者、そして医療従事者、学校に行けない学生などに対する企業、自治体の応援メッセージや支援活動を集約。それらに「みんなのエール北海道」のロゴをつけ、SNSで紹介したと同時に、飲食店の情報発信をSNSでサポートした。

また、「サッポロクラシック」の発売35周年記念缶の売り上げ1缶につき1円を観光業の支援に役立ててもらうため道に寄付。自社工場で製造した消毒用の高濃度エタノールも札幌市と道に寄贈した。医療機関や公共施設などで使用され、特別支援学校の子どもたちからは感謝の言葉がつづられた手紙が送られてきたという。

サッポロビール上席執行役員北海道本部長兼北海道本社代表の小野寺哲也氏は「非常に感激し、逆にこちらが勇気をいただきました」と語る。

このほかにも、営業担当者が飲食店に対し、持続化給付金などの申請をサポートしたほか、公共料金の削減案の提案、宅配業者とのマッチングなど、きめ細かく支援した。

「北海道で生まれたサッポロビールです。『ふるさとのために何ができるだろう?』というスローガンのもと、健康第一を優先しながら、社員全員で北海道を元気にしていく活動をこれからも続けていきます」

クラシック最優先で販売を強化

業務用の主力商品である樽生ビールが伸び悩んだ一方で、家庭用の缶ビール類の売り上げは前年比増で推移している。全国的に人気が上昇しているのは「サッポロ生ビール黒ラベル」だ。「大人の生」を基軸としたプロモーションを継続し、特に20代、30代の若者世代の〝黒ラベルファン〟が増えている。

また〝家飲み〟需要の高まりで、炭酸と割るだけで楽しめる「濃いめのレモンサワーの素」や、ウイスキーの「デュワーズ」も売れ行きを伸ばしている。

21年は「サッポロクラシック」「サッポロ生ビール黒ラベル」、そして「ヱビスビール」といったビールを中心に販売を強化していく。

特に北海道ではクラシックのプロモーションを最優先で展開。「道民感謝祭」をテーマにさまざまな企画を立ちあげる予定だ。

さらに、黒ラベルの麦芽とヱビスのアロマホップを使用した新ジャンルの「GOLD STAR」やビールに近いうまさが支持を得ている「麦とホップ」は〝おいしさ2トップ戦略〟で売り出していく。

小野寺氏は「商品を通じて北海道を楽しんでいただけるような準備をしっかりとしていきます」と意気込む。

左から「サッポロ生ビール黒ラベル」、「ヱビスビール」、「サッポロクラシック」