ほっかいどうデータベース

かね彦

バリエーションに富んだ商品は、子どもから高齢者まで人気が高い

100年培われた独自製法で、北海道の蒲鉾を世界へ

創業103年、蒲鉾の老舗製造販売会社。20年は販路拡大で東南アジアに進出予定だったが、新型コロナの影響で延期に。また、本州の物産展が軒並み中止になるなど、影響が大きい1年だった。

一方、オンライン販売は好調に推移。全国から注文が入るなど、持ち前のブランド力を武器に不足した売り上げをカバーした。

蒲鉾の主原料となるスケソウダラやワラヅカ、ホッケなどは道産魚を厳選。生魚は3枚におろしてすり身にすることで、味が引き立つ良質な蒲鉾に仕上げている。

近年は「迎春かまぼこセット」が人気。20年は昨年比で約2倍を売り上げた。21年の販売分は12月18日まで予約を受け付け中で、すでに注文が殺到している。

所属する「日本かまぼこ協会」では、蒲鉾が持つ高い栄養価をアピールするため、一定の魚肉タンパク質を含んだ商品を「フィッシュプロテイン」と称して展開。同社の商品は70種が適合し、売り上げを伸ばしている。中でも「炙り焼き蒲鉾」は、道産のホタテと甘エビを使用し、香ばしく焼き上げた人気商品だ。

21年は延期した東南アジア展開の再始動、フィッシュプロテインの周知、新商品の開発を軸にしていく。

「東南アジアでは、北海道の水産加工品の人気が高い。現地企業と協力体制を構築できたので、当社が原料の提供と製造ノウハウを伝える。北海道の蒲鉾の魅力を世界に広げていきます」と中島代博社長。

2013年に6代目に就任した中島代博社長
札幌パークホテル前の「かね彦本店」(上)と創業時の札幌二条魚町の店舗